この英文が読めますか? FF12 召喚獣の解説

アメリカ留学以来、ゲームは英語版ばかりやってきた中で気づいたのは、英語も「古文は難しい」ということです。

 

三国無双(Dynasty Warriors)やアサシンクリード(Assassin's Creed)など歴史を舞台にしたゲームでは、堅い英文はたくさん出てきます。

 

 

そのなかでもファイナルファンタジー12の召喚獣の解説の英文は圧倒的に難解です。

 

そもそも古い英文法がこれでもか!とつかわれています。

 

 

分詞構文や倒置が非常に多く配置されていて、品詞の役割をしっかり理解しながらでないと読みにくいです。

 

さらに英単語も一般的なものとは程遠いものが並んでいる有様です。

 

 

「英語が得意!」と思っている人でも辞書を使わないと歯が立たないのではないでしょうか?

 

併記してある日本語版を見ながらだと理解しやすいと思いますが、もちろん英語版は日本語版の直訳ではないので注意です。

 

また、ところどころ日本と英語の文化的な違いなども記載していきます。

 

 

それでは見ていきましょう。順番は黄道十二宮(Zodiac Sign)に従って並べます。

 

 

 

Belias the Gigas / 炎の魔人べリアス

Belias the Gigas / 炎の魔人べリアス

Ultimate Attack: Hellfire / 地獄の火炎

 

    

"Scion of darkness and guardian of the Holy Realm, made by the gods in opposition to the Transcendent Loghrif, scion of light. Called the Gigas for his appearance: man and monster fused as one. Considered a mistake upon his making, and receiving not his intended role, the Gigas challenged the gods and lost. Scorned by his masters, he found another: the Dynast-King, whose tomb he swore to protect for eternity."

 

「神に創られた闇の異形者にして聖域の番人。光の異形者である超越者アログリフとは対なる存在。人とモンスターとが融合しているように見えるため魔人と呼ばれるようになった。数ある異形者の中でも失敗作と位置付けられ、本来の役割をあたえられることはなかった。魔人は怒り神々に戦いを挑んだが敗れてしまう。その後覇王と契約を結び、王墓の守護者となった。」 

 

 

【英語解説】 

 

Gigas: 巨人 

 

ギリシャ神話にでてくる巨人族の一つ。英語の giant も同語源。

 

 

scion of darkness: 闇の子

 

「闇の異形者」の英訳。scion は「名族の子孫」

 

 

Holy Realm: 聖域

 

realm は「領域」  

 

 

made by the gods : 神々によって作られて

 

過去分詞 made の分詞構文。一神教の絶対神はGod。

 

 

transcendent: 卓越した、超越的な

 

 

Called the Gigas: 巨人と呼ばれて  

 

過去分詞 called の分詞構文。call OC の第五文型が取れるので、受け身でも補語である名詞が後に続きます。

 

 

upon his making: 彼が作られる上で

 

「up + on」は on とほぼ同じで、より抽象的な概念の時に好まれます。

 

 

receiving not his intended role: 彼の意図された役目を受け入れることなしに 

 

現在分詞 receiving + 否定 not の分詞構文。

 

 

Scorned by his masters: 彼の主たちに軽蔑されて

 

過去分詞 scorned の分詞構文。

 

 

he found another: 彼はまた別の主を見つけた

 

another は「同じ種類のものを追加」するイメージで、ここでは「またほかの○○」。この場合の○○に当たるのは master です。

 

 

dynast: 君主、帝王、王者

 

dynasty で「王朝」

Chaos, Walker of the Wheel / 輪廻王カオス

Chaos, Walker of the Wheel / 輪廻王カオス

Ultimate Attack:  Tornado / ハリケーン

 

 

“Tutelary deity of the sacred crystals fashioned by the gods at the time of the Great Making. Created in opposition to Mitron the Chastiser, scion of light. Upon entering the world of Man, he was enveloped in the turmoil rampant there. Lost, he died and was reborn countless times, a walker of life's wheel, eventually to rage against the gods that had so fated him. By sitting in meditation upon the Uneh Pedestal does he clear heart and mind until all that has order and reason and thought is made as nothing.”

 

「創造の時代、神により創られた神聖なるクリスタルを司る守護神。光の異形者である懲悪の神官ミトロンとは対なる存在。人の世になりし後、世の中にはびこる混沌の渦に巻き込まれた彼は、迷いの世界で幾度となく転生をくり返し、ついには輪廻王として神々に背く悪神となってしまう。混沌を映し出す台座ウネに静座し無念無想の境地に達することにより、秩序あるすべての条理や精神を一瞬にして消し去る。」

 

 

【 英文解説 】

 

walker of the wheel: 輪廻の輪を歩む者

 

輪廻王の英訳です。輪廻は文字通り「輪 wheel」ですね。

 

 

tutelary deity: 守護神

 

ここでは「創造神 gods」ではなく「創られた神 deity」という意味だと思います。「神」の差別化を図る表現でしょう。

 

キリスト教の God は唯一神であり、創造主 the Creator とも表現されます。日本の神様とは違って、しっかりとした区分が英語には存在します。

 

 

at the time of the Great Making: 創造の時代に

 

the Great Making が大文字になっているので、「創造」は特別なイベントだとわかります。

 

英語はこういう表現がよくあります。the Book で「聖書」 the Father は「父なる God」 the Son で「子なるイエス」 the Flood は「ノアの洪水」 などなど。

 

 

sacred crystal fashioned by ~: ~によって形作られた神聖なクリスタル

 

fashoned は過去分詞で crystal を後ろから修飾しています。fashion が「ある形・姿にする」というイメージの動詞です。

 

 

Created by ~: ~によって造られ

 

過去分詞 created の分詞構文(being の省略形)

 

 

Upon entering ~: ~に入る際に

 

「on ~ing」も同じように使えます。

 

 

Chastiser: 懲罰を与える者

 

 

scion of light: 光の子

 

「光の異形者」の英訳です。闇の異形者と対になっている存在のことです。

 

 

turmoil rampant there: そこでの激しい混乱

 

rampant(形容詞)を turmoil(名詞)が後ろから修飾。

 

 

Lost, ~: (進む道を)失って、迷って、喪失して

 

過去分詞 lost の分詞構文(being の省略形)

 

 

eventually to rage against ~: 結果的に~に対し怒りをむけた

 

これは文法用語では不定詞の「結果用法」と呼ばれるものです。過去形と一緒に使うことで、最終的に「その方向に向かった」という表現になります。

 

 

the gods that had so fated him: 彼をそのように運命づけた神々

 

that は関係代名詞。so は完了形の中にありますが、副詞の so と同じで「そのように、そういうふうに」と理解します。 

 

 

By sitting ~, does he clear ~

 

By sitting の強調による倒置。clear は動詞。本来は he clears ~ by sitting ~ 。

Zalera the Death Seraph / 死の天使ザルエラ

Zalera the Death Seraph / 死の天使ザルエラ

Ultimate Attack: Condemnation / ディバインデス

 

 

“Heretic scion who wrapped the world in dark energies, seeking to take the souls of all living things unto himself. Created in opposition to Emet-Selch, Angel of Truth, and scion of light. Originally tasked with the judging of men upon their deaths, his soul was tainted by the curses of those who raged against the heavens, and seizing one of the gods' servants, a shamaness, as a hostage, he rebelled against his creators. Even now, in defeat, he clutches the shamaness to him in his right arm, and with the aid of her death-wail does he summon the soul of darkness to do his bidding.”

 

「世界を暗黒の力でおおい尽くし、生けるものすべての魂を奪い去る異端の異形者。光の異形者、真理の天使エメトセルクとは対なる存在。元は人の死後を審判する判事として神に創られたが、天を呪う者たちに魂を侵されてしまい、神に仕える巫女を人質にとり反旗を翻した。神に敗れ封印された現在でも、その右腕には巫女の体が抱き抱えられており、彼女の断末魔と共に暗黒の魂を呼び起こす。」

 

 

【 英文解説 】

 

seraph: 熾天使(してんし)

 

天使にも階級があり、その最上位です。複数形は seraphim です。天使の階級は celestial hierarchy といいます。

 

欧米圏は個人主義と言われていますが、歴史的に見ればここ最近のことで、人種差別もふくめて階級主義がほぼ歴史の大部分を占めています。キリスト教からしてこういうランキングしたがる傾向があります。上下関係が明確な組織体制や「世界でもっとも〇〇な100人!」とか、パラメータを振って大学などに順位をつけたりするのを欧米人がよくやるのもこういう階級主義が根っこにあるのでしょう。

 

日本には仏様や神様の厳密なランキングなどありません。百名城や四国88ヶ所、百名山、古今和歌集などはありますが、ランクが個々につけられているわけではありません。そういう日本の文化背景を対比しながら、英語圏の発想をみると新たな発見も生まれるかもしれません。

 

 

condemnation: 罪の宣告、断罪 

 

ディバイン・デス(Divine Death)の英訳(?)です。divine は「神聖な」という意味ですので、善悪二元論のキリスト教的概念を強く持つ英語では違和感があるのでしょうか?

 

日本の「神」は善悪関係なく「大いなる力」を持ちます。同じ神様でも「和魂」と「荒魂」といって2つのモードが存在します。自然の猛威と自然の恵み。どちらも自然の偉大さから生まれるものです。

 

外国人と話していると日本人の自然災害に対する受け止め方が「非常に冷静だ」と驚かれます。私は個人的な意見として「自然災害は人間の悪行に対する天罰ではなく、それも自然(神様)のスケールの大きさの一部だと日本人は受け止めているのでは?」と伝えることにしています。

 

 

heretic: 異端者

 

異端者とは「正統とされる教えから逸脱した教義を信じる者」という意味です。外敵というよりは、キリスト教会内部の権力闘争の際に使われた言葉です。異端審問(Inquisition)という拷問による自白強要を前提とする裁判を通した思想統制も行われていました。

 

魔女狩り(witch hunt)も似たような発想で行われていましたが、拷問で自白させて処刑すればよいので、金持ちユダヤ人などから財産没収のために散々行われました。魔女狩りの被害者が一番多かったのがドイツです。ナチスはいきなり歴史に出てきて、ユダヤ人を虐殺したのではないのです。

 

 

seeking ~: ~を求めて

 

seeking を使った分詞構文  

 

 

unto ~: ~へ

 

古語で前置詞 to と同じ意味です。

 

 

Originally tasked with ~: もともと~を課されていて

 

過去分詞 tasked の分詞構文(being の省略形)。

 

 

the judging of men upon their deaths: 人々の死に際して、彼らを裁くこと

 

men は一般的に「人間」という意味です。キリスト教の教えだと「男 man(アダム)」から「女 woman(イブ)」が作られました。

 

英語の man とは「(性別上の)男」というより「God や angel と同じ姿で作られたもの」という意味も含めて「人間」を表しています。男女の区別というより「人間の基本形」としての man があります。それゆえ man の原形である God は当然「男性」ですし、その代名詞は He や Him になります(文の途中でも常に最初のスペルは大文字)。これは現代の英語でも常識です。

 

 

seizing one of the gods' servants: 神々に仕える者たちの一人をとらえ

 

seizing をつかった分詞構文。「god's 神の」ではなく「gods' 神々の」であることに注意。所有格の「's」は単数用法であり、複数の場合は「~s'」になります。

 

 

shamaness: 巫女 

 

shaman の女性形「-ess」がついた形。文の中では one of the gods' servant と同じものとして並列で置かれています。 

 

 

as a hostage: 人質として 

 

 

with the aid of her death-wail does he summon: 彼女の死の叫びをもって、彼は~を呼び出す 

 

with 以下のフレーズが文頭に来て does he summon が倒置になっています。この summon は「(FF的な)召喚」という意味でFF5などでは使われていました。そもそもは裁判などの「召喚状」の意で使います。

 

 

wail: 泣き叫ぶ、嘆き 

 

death-wail は「断末魔の叫び」となっていますが、故人を悼んで泣くことも death wail というようです。中国の文化では、故人を悼んであえて大声を上げるところもあるそうです。

Zeromus the Condemner / 断罪の暴君ゼロムス

Zeromus the Condemner / 断罪の暴君ゼロムス

Ultimate Attack: Big Bang / ビッグバン

 

 

“Honoring the law more than any other, a scion of holy order and condemner of criminals. Created in opposition to Knight-Star Pashtarot, scion of light. He turns his deep, abiding hatred for those who break the law into living darkness, therein to plunge the guilty in fell judgment. Over time, he came to care less for upholding the law and more for condemnation, and so tainted by hate, he sought to condemn the gods themselves to death. Thus, did he earn the title "The Condemner," and thus did he fall from grace.”

 

「誰よりも法を遵守し、罪人を断罪してきた聖なる法の番人たる異形者。光の異形者である騎士聖斗パシュタロットとは対なる存在。法を破るものに対する深い憎しみを暗黒物質へと変化させ、罪人を闇の奥底へと堕とし断罪する。その思いは、いつしか法の遵守よりも断罪そのものを重視するようになり、憎しみに染まった彼は神々に反旗を翻した。厳粛であるべき法の番人が憎しみの闇へと落ちたことが断罪の暴君と呼ばれる由来となった。」

 

 

【 英文解説 】

 

holy order: 聖なる秩序  

 

この表現は「聖職階級」という意味でも使います。「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」は Harry Potter and Order of Phoenix です。order の語源は「階級やランク」を意味する言葉であり、そこから「秩序」や「命令」などへいろいろ派生しています。

 

 

turn ~ into living darkness: ~を(命を持つかのような)強い闇と変える

 

 

therein to plunge ~: その中へと~を叩き込む 

 

therein の後に不定詞句が来ています。

 

 

the guilty: 有罪である者  

 

「the 形容詞」 で「~なもの」という使い方をします。冠詞である「the」がつくのは本来名詞です。それゆえ名詞へとつながるイメージを生むのでしょう。the guilt だと名詞なので「罪悪感」などを意味します。

 

 

fell judgment: 凶悪な裁き

 

「fell 凶悪な」という形容詞であり、fall の過去形ではないので注意。イギリス英語では judgement もありです。

 

同じ世界観のゲームであるFFタクティクスのリメイクでは、暗黒騎士が追加された結果、ダークナイトというジョブの英語版が、Dark Knight から Fell Knight に変更されていました。

 

 

Over time: 時を経て

 

over は「越える・覆う」イメージも持ちます。時の経過を覆うような感覚ですね。

 

ただ要注意なパターンがあります。over a century だけだと「1世紀にわたり」でOKです。しかし期間の for があると for over a century で「1世紀超にわたって」というように「超える」の意味が優先します。

 

前置詞や副詞のイディオム表現は丸暗記ではなく、しっかりと言葉の意味のひとつひとつを融合する発想で取り組むことが必要です。

 

 

care less for A and more for B: Aをより軽視し、Bをより重視する

 

 

condemnation: 有罪の判決、罪の宣告

 

「断罪の暴君」は the condemner(断罪者)です。「断罪する」が condemn でその名詞形です。 

 

 

sought: 求めた 

 

seek の過去形。不規則変化動詞で seek-sought-sought 。ちなみに「かくれんぼ」は hide and seek です。 

 

 

tainted: 腐敗、堕落して~ 

 

taint の過去分詞による分詞構文(being の省略形)

 

 

the gods themselves: 神々自身

 

この表現はすぐに複数形だとわかります。しかし you の場合はそうはいきません。you do it yourselves. となっている場合だと、you は「あなた」ではなく「あなたたち」になります。これは yourselves を見てわかることなので、英語は常に「you」は単数なのか複数なのかを意識しないと、理解度にマイナスとなります。

 

 

thus: このようにして

 

 

grace: 気品、優雅さ 

 

本来の役割である「法の番人」たるものに感じる気品、という意味でしょう。また grace にはキリスト教では「恩寵、神の恵み(人間を見守る God による慈悲)」という意味もあります。

Hashmal, Bringer of Order / 統制者ハシュマリム

Hashmal, Bringer of Order / 統制者ハシュマリム

 

Ultimate Attack: Gaia's Wrath / 大地の怒り

 

 

“Scion set by the gods to wield and manipulate the laws of this world, and with holy power lead mankind to order. Created in opposition to Fandaniel the Protector, scion of light. Desiring to bring order to all things, he joined with Ultima in her battle against the gods. He gave his body to the Thousand-Years War, and when his strength was spent, down into the burning inferno he fell.”

 

「現世の法則を自在に操り、聖なる力により人々を導くため統制者として神々に仕えた異形者。光の異形者である守護者ファダニエルとは対なる存在。万物を支配する絶対的な力を求めるがゆえ、聖天使アルテマと共に創造主である神々に反旗を翻した。 千年神争では主と仰ぐ聖天使のため自らの肉体を捧げ、力尽きると灼熱の獄炎の中へと堕とされたという。」

 

 

【 英文解説 】

 

Scion set by the gods: 神々よりにより定められた"Scion"  

  

set は過去分詞で scion を後ろから修飾。set は set-set-set という変化形の動詞なので speak-spoke-spoken のように形で判断することができません。文法構造より意味をとらえる必要がある難易度の高い動詞になります。

 

 

wield: (武器などを)扱う、得物とする  

 

ラストレムナント英語版では二刀流は dual wield でした。

 

すこし難しいですが、wield manipulate lead は動詞の原形で、すべて to wield の不定詞と並列関係にあります。

 

 

Desiring: ~を望んで

  

desire の分詞構文。

 

 

all things: あらゆるもの

 

things という表現自体に「いろんなこと」という意味があります。I saw things, I heard things. で「いろんなことを見たり聞いたりした」というように使います。「thing(もの)の複数形」いう理解以上のニュアンスをとらえる必要があります。

 

 

inferno:(イタリア語源で)「地獄 hell」   

 

天国、煉獄、地獄を旅するカトリック文学であるダンテの神曲(Dante's Divine Comedy)では「地獄編」 のタイトルは Inferno です。ちなみに天国は Paradiso (Paradise) そして、煉獄は Purgatorio (Purgatory) です。

 

ちなみの「煉獄 Purgatory」は「軽い罪」を purge(清める)という意味ですが、砂漠の宗教の特性(ゾロアスター教の影響とみられる)か「炎」で清めるという発想があります。

 

漢字を見ればわかりますが「清」は「さんずい」で「煉」は「ひへん」です。神道は水で清めますが、仏教の中でも、特に真言宗はシルクロード系の信仰の影響が強いようで「護摩」は炎で清めるという儀礼になります。

Ultima, the High Seraph / 聖天使アルテマ

Ultima, the High Seraph / 聖天使アルテマ

Ultimate Attack: Eschaton / 完全アルテマ

 

 

“Masterpiece among the scions created by the gods, and the mastermind of the plot to rise against them. Prior to her betrayal, she was tasked with guiding souls to heaven and aiding in their reincarnation. Called the High Seraph for her angelic wings of glimmering gold, yet it was on wings of deepest black that the tainted angel Ultima rose against the gods. Since her fall, her heart is without light, and impossible to know.”

 

「神が創りあげた異形者の最高傑作にして、神への反逆を企てた首謀者。反旗を翻すまで、天へ魂を運び転生の手助けをする役割を担っていた。黄金に輝く神聖な翼を持つ姿は聖天使と称えられた。しかし黒き翼を持つ堕天使アルテマと接触したことが後の反逆に繋がる。堕ちてから以後、表情を失った彼女の心の内は伺い知れない。」

 

 

【 英文解説 】

 

eschaton: 終末、世界の終焉  

 

キリスト教やイスラム教には「終末論 eschatology」といって、(彼らにとって)堕落したこの世界の破滅(アルマゲドン)を通して God(もしくは Allah)の理想の世界が訪れる、という思想があります。

 

詳しくはヨハネの黙示録(John's Book of Revelation / Apocalypse)を読んでもらえると、彼らの「終末」に関する発想がどんなものかわかると思います。

 

アメリカの映画やドラマには「世界崩壊の話(doomsday scenario)」をベースにしたものがたくさんありますが、それもこういった世界観がキリスト教圏では共有できるからでしょう。

 

 

Called the High Seraph: 大天使と呼ばれて  

 

過去分詞 called の分詞構文(being の省略形)。call OC の形で第五文型が取れる動詞なので、受身形になり O が S に変化しても、補語(C)である名詞がそのまま残ります。SVOO と SVOC の動詞の受動態は S ⇔ O の入れ替えが行われても、残りの O と C はそのままなので注意です。

 

 

reincarnation: 転生  

 

仏教やヒンドゥー教の思想である輪廻転生は reincarnation と訳されます。キリスト教では生まれ変わりはありません。God による「最後の審判 Final Judgment」をうけて選ばれたものだけが復活します。もちろんその時「クリスチャン以外は問答無用で全員地獄行き」だそうです。

  

 

< 注釈 >

 

"yet it was on wings of deepest black that the tainted angel Ultima rose against the gods."

 

 

上記(↑)の文章と日本語の原文(↓)では意味が違っているように思います。ちなみに it was ~ that の強調構文です。

 

 

「しかし黒き翼を持つ堕天使アルテマと接触したことが後の反逆に繋がる (原文)」

  

 

英文を忠実に和訳するとこうなる(↓)気がします(自信はないですけど)

 

 

「しかし漆黒の翼に触れたことで、(その接触によって穢れた聖天使)アルテマは神々へと反旗を翻した (私の和訳)」

 

 

日本語と英語の意味が違うのが気になり調べてみると、どうやら設定では「聖天使アルテマ」と「堕天使アルテマ」の両方いるようです。

 

「wings of deepest black」が誰のものとも書いていないのと、ゲーム中に堕天使アルテマがでてこないので、ちょっと混乱しました。

Exodus the Judge-Sal / 審判の霊樹エクスデス

Exodus the Judge-Sal / 審判の霊樹エクスデス

Ultimate Attack: Meteor / メテオ

 

 

“Most ancient of the scions, created in opposition to Halmarut, the Arbiter, and scion of light. Tasked with keeping watch over the world, with the authority to judge the value of all things. As he watched, unseen, unknown, his attachment to the world dwindled and faded until it was as nothing. Fitting that he would desire to make the world, too, as nothing. Yet he fell in the war against the gods, and was thwarted, imprisoned in punishment for his heresy.”

 

「最古に創られた異形者。光の異形者である仲裁者ハルマルトとは対なる存在。世界を監視する役割を担い、万事を判定する権限も持っていた。無の存在として世界を監視し続けた結果、執着心が皆無となった。達観した彼は、すべてを無に還そうとするも神々との戦いに敗れ、封印されてしまった。」

 

 

【 英文解説 】 

 

sal: 沙羅双樹の木(霊樹)  

 

この木の下でお釈迦様が悟りを開かれたことから、仏教世界で特別な木です。初見では judge-sal がなんのことかわからず苦労しました。

 

 

meteor: 隕石  

 

FFファンは「メテオ」と言いたくなりますが、英語発音は「ミーティア」です。

 

 

arbiter: 調停者、仲裁者  

 

halo 2~3 をプレイしていた方なら、カッコよく聞こえるのでは?

 

 

Tasked with ~: ~を課されて  

 

過去分詞 tasked の分詞構文

 

 

keep watch over ~: ~を監視し続ける 

 

イディオム的に使います。

 

 

unseen, unknown : 見られることなく、知られることなく 

 

両方とも過去分詞による分詞構文です。

 

 

his attachment to the world: 世界への執着  

 

attach は実物でなく、概念的なものでも「ひっつける」ことができます。

 

 

until it was as nothing: それ(世界への執着)が無と同様になるまで

 

was は過去形ですが、和訳がすこしおかしくなるので「無と同然となった」とはしていません。

 

 

Fitting that: そのことを(この世界へ)適用させようとして  

 

that は「desire to make the world as nothing」を指しています。

 

 

thwart: (誰かが何かをしようとするのを)防ぐ  

 

過去分詞(受け身)で使われています。

 

 

imprison: 閉じ込める  

 

過去分詞(受け身)で使われています。

 

 

heresy: 異端(の教え、考え)

Cúchulainn the Impure / 不浄王キュクレイン

Cúchulainn the Impure / 不浄王キュクレイン

Ultimate Attack: Blight / ベノムバイト

 

 

“Scion created to rid the world of its impurities by swallowing them within himself, in opposition to Nabriales the Majestic, scion of light. The world, however, was more filled with impurity and corruption than even the gods dared imagine, and having swallowed it all, the once beautiful Cúchulainn was transformed into a hideous thing, a deity of filth, and so did he turn against his creators. Wherever his feet should fall, there all life withers to dust.”

 

「この世を浄化するために創られた異形者で、はびこる汚れを飲み込む不浄なる者。光の異形者である尊厳王ナブリアレスとは対なる存在。しかし世界は神々の想像を遥かに超える不浄物で満たされていた。それらを飲み込んだ彼は醜悪極まりない不浄王へとなりさがり神々に背いた。彼が足を下ろせば、いかなる地も不浄な地へと変わり果てる。」

 

 

【 英文解説 】  

 

blight: 立ち枯れ病  

 

文字通り「ものごとを根本から荒廃させるもの」という意味でも使います。

 

 

rid the world of its impurities: 世界から不浄を取り除く  

 

この of は注意です。rid や deprive などとペアで使い、「~を取り除く」という意味になります。文法用語では「分離はく奪の of」と呼ばれ、通常は取り除きたいものが of の後に来ます。

 

 

the gods dared imagine: 神々があえて想像した  

 

dare は動詞なのですが、そのあとに「to do 不定詞」が続く場合と、続かない場合もあります。古い言い方なので、いろんなバリエーションがあります。

 

 

having swallowed it all: それをすべて飲み込んできたので  

 

完了形 have swallowed を分詞構文にしたものです。もし Swallowing だけで分詞構文にすると「飲み込みながら」となるので主節と同時並行の内容になります。分詞構文に完了形を使うことで、主節の内容より前に起こったことを表せます。

 

 

creators: 創造者たち  

 

文脈上は「gods 神々」と同じです。

 

 

once beautiful ~: かつて美しかった~  

 

once は「一回」の意味もあるのですが、数えられる行動でない場合はこちらのほうでしょう。

 

 

deity of filth: 汚れの神  

 

この deity も gods との差別化ですね。

 

 

Wherever his feet should fall: 彼の足が下りる場所はどこでも  

 

should は非常に難しいですが 義務や使命を示す shall を弱めたイメージの助動詞で「何らかの因果で~することになる」という感じでしょうか。もしくは、確率の低い仮定法の条件を示すような「もし仮にそんなことが起こるところがあるなら」といったニュアンスかもしれません。should の意味の守備範囲はとてもあいまいなので注意です。

 

 

there all life withers to dust: そこではすべての生命は塵になるまで弱り果てていく

Shemhazai, the Whisperer / 密告者シュミハザ

Shemhazai, the Whisperer / 密告者シュミハザ

Ultimate Attack: Soul Purge / ソウルエミット

 

 

“Scion that is both horse and woman, wielding utter control over the souls that wander the underworld, in opposition to the Martyr Igeyorhm, scion of light. Though she once served the gods as a guardian, when Ultima announced her rebellion, Shemhazai went to her, whispering of the gods' hidden weaknesses. She then descended upon the land without leave of the gods, and taught men of destruction and evil. For this was she stricken down and bound.”

 

「異界を漂うすべての霊魂を意のままに操り解き放つ人馬一体の異形者。光の異形者である殉教者イゲオルムとは対なる存在。神を護衛する役目を担っていたが、聖天使アルテマが反逆を企てた際には、神のあらゆる弱点を告げる密告者としての役割に転じた。その後、神の許しを得ることなく地に降りたシュミハザは、人々に破壊と邪淫の教えを説いたため神により打ち倒され封印される。」

 

 

【 英文解説 】 

 

Shemihazai: シュミハザイ  

 

聖書に実際に登場する天使で、のちに堕天使となるのも同じです。そもそも日本語の文では「女性」とは書いていないのですが、英語は he/she を区別する形になるので、女性だとわかります。

 

 

purge: 粛清、一掃する 

 

カトリックの教義では「煉獄 purgatory」といって、天国に行く前に、些細な罪を清める場所があります。また粛清(要は権力者の気に入らない連中の虐殺)の意味もあるので注意。安政の大獄も「Ansei Purge」と英訳されます。ちなみにプロテスタントではこの「煉獄」の考えは受け入れられていません。

 

 

wielding utter control over ~: ~における完全に支配を持って  

 

wield の分詞構文。over をつかっているので「上から支配する」感覚がうかがえます。

 

 

underworld: 異界、黄泉の国  

 

地下世界にある死者の国という意味です。キリスト教の罪人の落ちる地獄(hell)とは違い、ギリシャ神話のハデスの治める死後の世界という感じですね。日本神話で行くとオオクニヌシの治める「幽り事(かくりごと)の世界」という雰囲気でしょうか。

 

別の召喚獣の説明のところで Otherworld が「異界」となったり「下界」となったりしています。Underworld が「下界」なのかもしれません。

 

 

martyr: 殉教者

 

殉〇とつくと「~に従い死ぬ」という意味になります。殉死は「主君の死に従って死ぬ」、殉職は「職務が理由で死ぬ」を意味します。殉教とは「迫害されても信仰に従い死を選ぶ」ということです。キリスト教徒は殉教により天国に行けるのでローマの迫害を恐れませんでした。

 

 

without leave of the gods: 神々の許可なしに  

 

leave は名詞では「許可」を意味します。動詞の leave とは別の言葉を語源としています。英語では名詞と動詞を同じ文構造の中に使うことは、ほぼありえないので英語ネイティブは品詞が分かれていればスペルが同じでも困りません。たとえばここでは leave は without という前置詞の後に来ています。前置詞とペアで使うのだから名詞、というのは英文法では超基本ルールです。

 

 

For this was she stricken and bound: このために彼女は打倒され、拘束された  

 

for this を前に出した倒置表現です。stricken は strike の過去分詞で、bound はbind の過去分詞です。

Adrammelech, the Wroth / 憤怒の霊帝アドラメレク

Adrammelech, the Wroth / 憤怒の霊帝アドラメレク

Ultimate Attack: Judgment Bolt / 裁きの雷

 

 

“Emperor among the scions, able to reduce to nothing aught he strikes with a single vengeful blow of his fist, created in opposition to Deudalephon the Benevolent, scion of light. Though he was made by the gods to quell the fiends that raged in the Otherworld, his immense strength and fearsome visage drew the fiends to his side, and turned him against his creators. Adrammelech rose to prominence in the Otherworld, whence he led a fiendish horde against the gods, but in the end, he was defeated.”

 

「憤怒の一撃をもって、すべてを無に還す異形の帝王。光の異形者である慈愛の教皇デュダルフォンとは対なる存在。神々により異界で暴れる魔物を統治するために創られたが、その強大な力と邪悪な風貌が仇となり魔物たちの心を惹きつける存在となった。その後、神に背き異界の頂点に君臨したアドラメレクは憤怒の霊帝と呼ばれ、魔物たちと共に神々に戦いを挑み打ち滅ぼされた。」

 

 

【 英文解説 】

 

wroth: 怒った(形容詞)  

 

名詞は「wrath 怒り」です。 angry / angerの 堅い言葉という感じでよいと思います。

 

 

judgment: 裁き、判決   

 

イギリス英語は judgement です。逆にアメリカ英語は「e」が抜けるので注意。

 

 

reduce to nothing aught: いかなるものも無へと還す   

 

ここは難しい表現です。aught は anything の古語。このフレーズを倒置から戻すと 「reduce anything to nothing」 になります。 reduce は「減らす」の意味ですが、「要素を減らして本来の形へと変える」というイメージも持っておいてください。

 

ちなみに背理法は 「reduction to absurdity (論理が)おかしい状態までさせること」 といいます。酸化 ⇔ 還元の還元も reduction です。

 

 

single vengeful blow: 恨みの一撃  

 

venge が「復讐系」の意味を持ちます。avenge(かたき討ち)revenge(仕返し)Vengeance is mine.(復讐するは我にあり)など。

 

 

benevolent: 仁愛に満ちた、徳のある  

 

bene- が良い意味でつける接頭語です。benefit(利点)beneficiary(受益者)など。 三国無双では劉備の「仁」を表すのに benevolence がよく使われています。

 

 

quell: 鎮圧する

 

 

fiend: 魔物、悪霊  

 

friend と一見、間違いそうになるので注意です。

 

 

Otherworld: 異界  

 

上のシュミハザの解説文では異界は underworld になっていました。「異界」と「下界」が翻訳の時に混ざってしまったのかもしれません。

 

 

whence: その結果として、その場所から(古語)  

 

ここでは関係副詞としてつかっています。Otherworld が固有名詞なので、「コンマ」をつかい非制限用法での説明です。

Famfrit, the Darkening Cloud / 暗黒の雲ファムフリート

Famfrit, the Darkening Cloud / 暗黒の雲ファムフリート

Ultimate Attack: Tsunami / 大海嘯

 

 

“The hideous, darkly clouded form of Famfrit, scion in opposition to Holy Queen Emmerololth, scion of light, was anathema even to his creators. Thus, after a great battle, was he broken and sealed within armor laced with wards. The confines of his armor are void of light, so is he called the Darkening Cloud. Men fear the rain that falls from the black clouds that ooze from that giant ewer as a herald of chaos and waste.”

 

「光の異形者、聖王妃エメロロアルスとは対なる存在であるファムフリートは、そのおぞましい暗雲の姿から彼を創造した神々からも脅威の対象となった。そのため後の神々との戦いに破れると、強固な鎧に閉じ込められ封印された。巨大な水瓶から流される、暗雲の雨水は、災害を呼び混沌を招くものとして人々に畏れ敬われている。鎧の内側には一寸の光も届くことはなく、深い暗闇にくるまれていることから暗黒の雲と呼ばれる。」

 

 

【 英文解説 】

 

Tsunami: 津波  

 

津波は英語でもツナミです。海嘯は中国語から来た表現です。

 

 

Thus: 従って

 

 

after a great battle, was he broken and sealed: 大戦の後、彼は破れ封印された   

 

after~が文頭にでた倒置文です。

 

 

armor laced with wards: 魔除けでかためられた鎧  

 

ward のことを隔離病棟や行政区の単位で使うことがあります。これも魔除けと同じで語源は「他から分けられた」という意味です。

 

 

void of light: 光を全く欠いている  

 

void のイメージは「空虚 / 中身が全くない」という感じでよいです。

 

 

ooze: にじみ出る

 

 

ewer: 口の大きな水がめ

 

 

herald: 前触れ、予告

 

 

chaos: 混沌  

 

よくカオスと読まれますが、それはギリシャ語読みです。英語発音は「ケイオス」です。三国無双では乱世を chaos と訳しています。

Mateus the Corrupt / 背徳の皇帝マティウス

Mateus the Corrupt / 背徳の皇帝マティウス

Ultimate Attack: Frostwave / 凍てつく波動

 

 

“Scion of darkness ruling and protecting those who live in the underworld, in opposition to Lahabrea the Abyssal Celebrant and scion of light. In the course of his rule, he submitted to avarice, and the darkness took his heart, transforming him until he was both evil and corrupt. Then in his cowardice did he bind a Goddess of the Demesne of Ice, and using her as a living shield, he challenged the gods. Defeated before their might, he fell screaming into the depths of hell, there to be imprisoned for eternity.”

 

「下界に暮らす人を守り統治する闇の異形者。光の異形者である深淵の司祭ラハブレアとは対なる存在。統治の中、欲に溺れ闇に心を奪われた彼は悪神へと姿を変える。そして氷の世界を司る女神を拘束し、生きる盾とする背徳的な行為をもって神に戦いを挑んだ。しかし神の絶大なる力の前に敗れた彼は、断末魔と共に地獄の海深くに封じられた。」

 

 

【 英文解説 】 

 

ruling: 支配している

 

rule(支配する)という動詞の現在分詞。英語的発想では「ルールを決めるもの」が支配者です。中国もおそらく同じ発想で、秦の始皇帝は中国全土に度量衡といって長さや重さの統一単位を導入していますし、それを誇るためのモニュメントもあります。ルールを決めることができるものが支配者という発想は日本語しか知らないとわかりにくいのではないでしょうか。

 

欧米人がオリンピックなどで自分たちに都合よく、ルールをいじってくるのもこういう発想がもとにある気がします。

 

 

those who live in the underworld: 異界に住む者たち

 

those は不特定の集団・グループの代わりに使う場合があります。

 

 

abyssal celebrant: 深淵の司祭

  

abyss で奈落、深淵。celebrant は儀式を行う祭司長のことです。

 

 

he submitted to avarice: 彼は欲望に屈した

 

submit は「提出する」という意味の言葉です。なぜ「降伏する、屈服する」という意味になるのか、興味がある方はこちらをごらんください。

 

Win, Lose, Submit, Surrender, 勝負系の英単語がカンタンにわかる(英語うんちく No.014)

 

 

transforming him until he was both evil and corrupt: 邪悪で堕落に至るまでに彼を変えて

  

transforming は分詞構文です。

 

 

in his cowardice did he bind a Goddess: 臆病ゆえに彼は女神を束縛し

 

in his cowardice を前に出した倒置です。

 

 

using her as a living shield: 彼女を生きる盾としてつかい

 

using は分詞構文です。

 

 

Defeated before their might: 神々の力の前に敗れ  

  

defeat (打ち倒す) の過去分詞をつかった分詞構文(being の省略形)。might は助動詞ではなく名詞で「力」です。同じく助動詞  may も「力」が原義です。それゆえ「別の選択肢をつくる力」というニュアンスがあります。

 

ちなみにオールマイティ(almighty)は「全能、万能」という意味で、絶対神 God の能力などに使います。決して「なんでも器用にこなす」ではありません。

 

 

there to be imprisoned for eternity: そこで永遠に閉じ込められることになった  

 

不定詞の結果用法です。

Zodiark, Keeper of Precepts / 戒律王ゾディアーク

Zodiark, Keeper of Precepts / 戒律王ゾディアーク

Ultimate Attack: Final Eclipse / ラストエクリプス

 

 

“Strongest of the scions created by the gods, they feared his growth, and so kept him a child. So indomitable is his strength that all things are by him twisted and pressed into oblivion. He alone fashions the laws governing all things, and administers punishment in place of the gods. So is he Keeper of Precepts, and his authority is absolute.”

 

「神々が創造した異形者の中でも最も強力な存在であるがゆえに、成長を止められた赤子の天使王。圧倒的な力で、あらゆるものをねじ伏せ消滅させる。森羅万象の法則を創造することが可能で、すべての事象や生物に対して神の代わりに罰を与えることができる。そのため戒律王と呼ばれ、逆らう者はない。」

 

  

【 英文解説 】

 

precept: 戒律、教訓、禁戒

 

 

eclipse: 蝕

 

日食は solar eclipse で、月食は lunar eclipse です。皆既日食を total eclipse といいます

 

 

and so: そうなので

  

 

So indomitable is his strength that ~: 彼の力はとても「何物にも屈しないほど」なので(結果として)~となる

 

いわゆる「so ~ that 構文」と呼ばれる形の倒置形です。

 

 

all things are by him twisted and pressed into oblivion: あらゆるものは彼により忘却へとゆがめられ、つぶされる。

  

 

He alone fashions ~: 彼単独で~を形作る

 

 

the laws governing all things: 万物を支配する法則  

 

governing は現在分詞で laws を後ろから修飾。

  

 

administer: 管理する、執行する  

  

「管理系」の言葉だと control は思いのままに操作、制御する感じです。 manage は人や資源をうまくやりくりする感じ。そして administer は組織の上層部としての判断のようなイメージが強いですね。

 

 

So is he Keeper of Precepts: そういうことで、彼は戒律主であるのだ  

 

 ここは「戒律主である」の強調のために「 is 」が前に出されている感じがします。違うかもしれません。

 

 

absolute: 絶対的な

 

 

絶対零度のことを absolute zero といいます。

 

 

 

 

さて、長くなりましたがいかがだってでしょうか?

 

普通に読むとかなり難しいと思います。

 

 

ちなみに黄道十二宮と言いながら、合計13個あるのは「蛇使い座 Serpent Bearer」であるゾディアークがいるからです。

 

 

もしご質問など頂ければ、解説を追加いたします。