英語で日本を学ぼう No.026 丸亀城・香川

丸亀城 Marugame Castle

 

四国・香川県丸亀市にある丸亀城に行って来ました。

 

百名城かつ現存十二天守をもつお城で、天守以外に建物の遺構は残っていないのですが、それでも幾重に重なる石垣には圧倒的存在感があります。

 

 

さすが日本一石垣の美しい城と呼ばれるだけあって石垣(stone wall)に関する見所は非常に興味を惹かれますね。

 

 

ブログの最後で「丸亀城に関する英訳と解説」を紹介しています。

 

 

 

丸亀城にゆるキャラが3人

 

 

丸亀城を登ろうとすると、めずらしい3人そろったゆるキャラに出会えます。

 

歴代城主がモデルの「京極くん」、丸亀名産の団扇をモデルにした「うちっ娘」そして骨付き肉をアピールする「とり奉行骨付きじゅうじゅう」です。

 

あまり見た目に関連性がみえないご当地キャラトリオが並ぶ姿はさすがにインパクトがあります。

 

 

 

石垣をよく知ろう Let's know about stonewalls well.

 

丸亀城自慢の石垣ですので当時の石垣の主な積み方について詳しい解説が載っていましたので紹介します。

 

野面積み、打ち込み接ぎ、切り込み接ぎ、の3つは石の加工法による石垣の分類です。

 

 

① 野面積み Nozurazumi

野面積み NOZURAZUMI
野面積み NOZURAZUMI

"Nozurazumi" stonewalls are made of naturally shaped stones. This technique is also called "Ranzumi(乱積み)" which means "stones roughly piled together" since stones of various sizes and shapes are used to construct these stonewalls. 

 

自然石を積みあげて作られる石垣です。

 

石の積み方による分類では乱積みとも呼ばれています。 

② 打ち込み接ぎ Uchikomihagi

打ち込み接ぎ UCHIKOMIHAGI
打ち込み接ぎ UCHIKOMIHAGI

In this style stones that are hewn by an arrow are used to construct the walls. Cubed stones uniform in shape are laid together in near rows. This techniques is also called "Seisozumi(整層積み)" or "Nunozumi(布積み)".

 

のみを打ち込んで割った岩を積み上げる工法です。

 

岩を割ることを「hewn by an arrow」と紹介されていますが、決して弓矢の「矢 arrow」で割ったわけではないです。

 

矢穴と呼ばれる穴をあけておき、そこにのみを打ち込んで石を割ったということです。

 

punched out hole という表現があったのでそちらのことだと思います。

 

布積みは石の積み方による分類で整層積みとも呼ばれています。

③ 切り込み接ぎ Kirikomihagi

切り込み接ぎ KIRIKOMIHAGI
切り込み接ぎ KIRIKOMIHAGI

Kirikomihagi stonewalls are built from cut stones. They are heavily processed and shaped to fit perfectly together with surrounding stones. This style is used for the most important parts of the stonewalls and they are very beautiful to look at. Some kirikomihagi stonewalls are built using Nozurazumi style or Uchikomihagi style.

 

 

岩をきれいに形を整えて積んでいく工法です。

 

城の重要な部分で「見せる石垣」であると同時に、石同士の間にすき間がないため登りにくい石垣だそうです。

 

 

 

井戸をよく知ろう Let's know about the wells well.

 

石垣と並んで丸亀城の見所の一つなのが井戸 well です。

 

well は副詞で「良く、上手に」と習いますが、名詞の well の意味は「井戸」なので注意です。

 

 

二の丸の井戸 Ninomaru well には悲しいお話があります。

 

丸亀城の石垣を作った職人 stonewall designer が軽々と石垣を登るのを知った殿様 feudal lord が敵に内通された場合を恐れて、この井戸の調査をその職人に依頼し、井戸の中に入っているところを井戸の上から石を投げて口封じをしたのだそうです。

 

戦国時代はゲームや小説では熱く語られますがやはり殺伐とした様子がこの伝説からも伺えます。

 

 

また三の丸の井戸 Sannomaru well には抜け穴 loophole があるとの言い伝えがあります。

 

こちらは非常に大きな井戸で確かに人間が抜けることはできるでしょうが、三の丸の石垣自体がかなり高く積まれているので、城外に抜ける場合はかなり長い抜け穴になると思います。

 

 

 

天守をよく知ろう Let's know about the castle keep well.

 

二の丸を抜けると現存十二天守の一つである丸亀城の天守があります。

 

 

こちらは現存する木造天守の中では一番小さいそうです。

 

それでも石垣で囲まれた一番高い位置にあるので天守としての威厳を感じます。

 

 

 

 

 

さすがに中に入ってみると建物は他の城の天守に比べて小さく階段は勾配がきついのでむこうずねをぶつけてしまいました・・・。

 

この階段が丸亀城で一番危険なスポットかもしれません!

 

 

しかし瀬戸内海を望む天守からの眺めは最高です!

 

真下をみれば遺構がない分だけに段になっている石垣の重なりも見えますし絶景ポイントですね。

 

 

 

丸亀城 英語版・日本語版のパンフレット

丸亀城 英訳と和訳の説明・解説

 

丸亀城: Marugame Castle  

 

別名で「亀山城」や「蓬莱城 ほうらいじょう」とも呼ばれています。

 

 

平山城: flattop-mountain castle  

 

英語では hill castle といって丘の上に建てられた城をあらわす表現もあります。丸亀城には一二三段(ひふみだん)と呼ばれる段々の石垣がありますが、それも平山城の特徴らしいです。

 

 

天守: castle keep  

 

keep は古英語の kype に由来する「城の中心部」という意味の単語だそうです。動詞の keep は「見守る」という意味の kepen が語源で別の成り立ちのようです。

 

 

現存12天守の一つ: one of only twelve remaining wooden castle towers in Japan

 

こちらは「天守」の英訳が castle tower になってますね。

 

 

二の丸: Second bailey  

 

bailey は城壁で囲まれた城の内部の中庭や広場のことをいうようです。ちなみに語源はノルマン語で「低い庭」とのこと。

 

 

内堀: inner moat

 

 

番所: guard house  

 

番人 guard のいるところですね。

 

 

長屋: row house  

 

rowは「列」という意味です。エクセルなどの表計算でおなじみの英語ですね。

 

 

鑿跡(のみあと): chisel mark