英語で日本を学ぼう No.014 四国遍路 極楽寺 第02番札所・徳島

極楽寺 Gokuraku-ji Temple

 

念願の四国八十八か所巡りをスタートし第2番札所である極楽寺さんに行って参りました。

 

四国霊場ではなかなか英語の解説がないこともあるのですが、英語のパンフレットを頂くことができました。

 

弘法大師空海さんや四国お遍路についても解説もある資料で、非常に勉強になりました。

 

 

ブログの最後に極楽寺さんにについての英訳と説明をのせています。

 

 

 

変わったお寺 極楽寺

 

この極楽寺さんでは、まず奈良のお寺のような門に出会います。

 

そのあと中国様式のような手水があります。

 

なんだか独特の雰囲気のあるお庭もあります。

 

さらに弘法大師御手植えとされる杉の巨木(長命杉)があったりします。

 

 

お寺自体がなんだかいろんな雰囲気をもっています。

 

四国霊場に珍しい英語パンフレットを用意してくれているのも変わった雰囲気の一つでしょうか。

 

 

資料を拝見すると、多数の宝物や現存するお堂をもっていらっしゃって、「子授け地蔵」に子授けを、「安産太師」に安産を、「長命杉」に長寿を、来世の幸せを阿弥陀さまに祈ることができるお寺とのこと。

 

こういった「いい意味でのごった煮感」は真言宗のお寺に時々感じる私の好きな感覚です。

 

信貴山・朝護孫子寺さんに行った時もそんな感覚になりました。

 

 

人々とともに生きていく中で長い時間をかけていろんなものを受け入れることは一つのお寺の歴史を越えて、文化の度量、文明の度量といってもいいかもしれません。

 

 

 

仏様の英訳はかくあるべき

 

仏様のお名前はもともとサンスクリット語なので英語にしにくいです。

 

それゆえカタカナ発音やサンスクリットのアルファベット表記の英語版をたくさんみてきましたが、極楽寺さんの英訳はまったく違っています。

 

 

仏様たちが一体どのように人々を救う方々なのか、英語でしっかりと表現されています。

 

もともと日本語やサンスクリット語でどう書かれていたかよりも、英語で意味をつたえることを最優先にしてあることに英語版の資料をつくるの意義があるとおもいます。

 

それでは、さっそくみてまいりましょう。

 

 

 

薬師如来: Yakushi, the Buddha of healing 

 

こういう解説の仕方は最高の内容だと思います。

 

日本語の発音と詳しい解説が同時にわかります。

 

そしてなにより「名前 the 特徴」って英語的にカッコいい言い方でもあります。

 

Alexander the Great(アレクサンダー大王)とか!

 

 

 

阿弥陀如来: Amida, the Buddha of the Pure Land  

 

Pure Land で浄土ですが、阿弥陀様の場合は「西方極楽浄土」のことです。

 

 

 

観音菩薩: Kannon, the Bodhisattva of compassion  

 

「慈悲の菩薩」の英訳は完璧ではないでしょうか。これ以上に思いつきません。観音様の英訳は Goddess of Mercy もありだと思いますが、意訳し過ぎな気もしなくもないです。

 

 

子授け地蔵: Child giving Jizo (Jizo is a Boddhisattva who cares for children)

 

お地蔵さんの思いは本当に一言で表せないです。困った人、特に地獄や輪廻で苦しむ人を救うことに特化された仏様です。

 

それだけになんでも願い事を聞いてくれるやさしい仏様として多くの人に崇拝されています。

 

 

 

極楽寺 英語版・日本語版のパンフレット

極楽寺 英訳と和訳の説明・解説

 

極楽寺: Gokurakuji

 

 

四国八十八ヶ所: 88 Stage Shikoku Pilgrimage

 

 

二番札所: the second temple on the pilgrimage

 

 

真言宗高野山派に属す: affiliated to the Koyasan branch of Shingon Buddhism

 

 

真言宗の祖となった空海: Kukai, the founder of the Shingon Buddhist sect

 

 

四国霊場: Shikoku pilgrimage route

 

 

讃岐の国(現在の香川県): Sanuki province (present day Kagawa prefecture)

 

昔の国名を表す英訳はほとんどの場合 province を使っていますね。

 

 

求道者: seeker after truth  

 

truthは「真理」ですね。もっと踏み込んで言うと「真理へと歩むべき道」が西洋・東洋の共通の感覚だと考えています。

 

そこで「真理」を選ぶか「道」を選ぶかで表現は分かれるものの、どちらも本質は同じという気がいたします。「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」ですね。

 

 

同行二人(どうぎょうににん): two people, one practice

 

お遍路の旅は空海さんと二人連れの意味だそうです。

 

 

密教: esoteric Buddhism

 

esoteric は「秘儀的な」という意味です。非常に難解でごく一部の特殊な学びをおこなったものだけ理解できる、というになります。

 

 

死後のおくられた名前: posthumous name

 

ここでは「弘法大師」という名前のことです。「伝教大師」最澄さんも同じですね。

 

ちなみに浄土宗の法然さんは朝廷よりいくつもお名前を頂いておられます。なかでも一番有名なのは「円光大師」でしょうか。

 

 

仏陀成道の地: the holy place where Buddha attained enlightenment

 

お釈迦様が悟りを開かれたインドのブッダガヤのことですね。