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なぜ日本の英文法は難しいのか?(英語うんちく No.013)

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お見苦しいところをお見せしますが、ご了承ください。

 

 

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「英文法の意味が全くわからない」

 

「なぜこんな和訳になるのかわからない」

 

「英文法は例外パターンばかり」

 

 

英語を学ぶ方からこんな声をよく聞いています。

 

たしかに「和訳の丸暗記」や「ヘンな文法用語」ばかりやっていると嫌気がします。

  

そうなってくると・・・

 

 

「英文法は覚えなくてよい!」

 

「とりあえず海外に留学しよう!」

 

  

・・・なんてムチャな話になってきます。

 

 

でもご心配なく! 問題は「英文法」そのものではありません。

 

英語は国際語として機能している以上、ヘンなルールばかりであれば、ネイティブスピーカーしか使えなくなります。

 

 

実は、英語はすさまじくシステム的にしっかりできています。 

  

つまり真の問題は「日本の英文法解説」にあります。

 

 

 

日本の英文法が理解できなくても問題なし

 

私はアメリカに留学してイヤというほど受験英語の無力さを味わいました。

  

英語を理解するのに「日本の英文法書」は役に立ちません。 

 

どれほど日本の英文法が機能しないかを具体例をあげて解説していきます。

 

 

・I am going to school.

 

「私は学校に向かっています(現在進行形)」

 

 

・I am going to go to school.

 

「私は学校に行くつもりです(未来形)」

 

 

このような解説をされますよね?

 

 

2つの英文は似ています。 しかし和訳は全然違っています。

 

さらに「現在進行形」と「未来形」という「文法用語」の違いもあります。

 

 

では「I am going to ~」だけならどんな意味になるでしょうか?

 

英語ネイティブはわざわざ別ものとして理解をしているでしょうか? そんなことはありません。

 

 

I am going to ~」には「I am going to ~」という意味を受け止めています。

 

 

都合のいい和訳をいろいろ当てているうちに、全体のバランスが崩壊しているのが日本の英文法です。

 

 

 

英文法は「統語論文法」と「意味論文法」の2種類

 

みなさんは「Syntax 統語論」「Semantics 意味論」という表現をご覧になったことがありますか?

 

おそらく「全くない」という人がほとんどかと思います。

 

これこそ日本の英文法が「機能しない」理由の一つなんです。

 

 

英語に限らず「文法」には2パターンの解釈がそもそも存在します。

 

それが「Syntax 統語論」「Semantics 意味論」なんです。

 

 

もちろん両者とも明確な定義があるわけではありません

 

 

しかし、ざっくり違いを説明すると・・・・

 

 

・Syntax 統語論 ⇒ ルール・システム重視の文法解釈

 

・Semantics 意味論 ⇒ 意味・ニュアンス重視の文法解釈

 

 

・・・となります。

 

 

では、その違いを明確にするために、先ほどの be going to の例をみていきましょう。

 

 

例文は未来形(be going to)で習うものです。

 

 

・I am going to get them.

 

「私はそれらを得るつもりです」

 

 

しかしこれも「ルール・システム重視(Syntax)」で解釈すれば、英文法の基本ルールの応用で理解できます。

 

 

この goingは「現在分詞」で「進行」の意味が追加されます。

 

そして「分詞」とは「動詞の変化した形容詞」という意味です。

 

英語の形容詞は「補語 C」に入れることができる「品詞」です。

 

 

そして「to get」は「不定詞」で「未然(これからする予定)」という意味を付加できます。

 

ここの不定詞は「going」の後に続く「形容詞(副詞でも可)」として機能します。

 

そして「to get」は、もともと「動詞(述語動詞 V)」だったので「目的語 O」をとることができます。

 

 

結構いろいろな文法用語がでてきました。

 

しかし「現在分詞」も「不定詞」も中学で習う内容です。

 

 

そして英語の文法用語の「〇〇語」「〇〇詞」にはちゃんと意味があります。

 

 

英語の「主」や「目的」といった「〇〇語」というのは「文の要素」といって「英文の基本の形」を意味する言葉です。

 

そして「名」や「形容」など「〇〇詞」というのは「品詞」のことで英単語すべてに割り当てられています。

 

この品詞の使用ルールは決まっています。 勝手に変えることはできません。

 

 

つまり「ルール・システム重視の英文法(Syntax)」とは・・・

 

 

「文の要素」と「品詞」を基本にして、正しく英語を運用することを重視する

 

 

・・・というアプローチになります。

 

 

しかし日本では和訳重視の英語教育になっています。

 

そうなると「文の要素」と「品詞」の理解があやふやになっていきます。

 

 

そのせいでライティングやスピーキングが本当に苦手な日本人を量産することになります。

 

 

英語の超基本高度な応用もすべては「文の要素」と「品詞」の組み合わせでほとんど機能します。

 

この2つを最大限活用するのが「ルール・システム重視の英文法(Syntax)」というわけです。

 

 

 

日本の英文法のヘンなところはまだまだある

 

ここまで「ルール・システム重視の英文法(Syntax)」を見てきました。

 

これが英語を語順通りに正確に理解する大きな助けになるはずです。

 

 

しかし日本の英文法の課題はこれだけではありません。

 

ざっと日本の英文法書の課題をならべてみます。

 

 

・文法用語の意味を説明しない。

 

・イディオム・語法・構文が「文法問題」になっている。

 

・和訳しにくいニュアンスを無視する。

 

・歴史・信仰に関係する表現は完全無視を決め込む。

  

 

では実際に見ていきましょう。

 

 

 

文法用語の意味を説明しない

 

動詞の原「形」・現在進行「形」・未来「形」・複数「形」などはそれぞれ全然意味が違うものです。

 

同じ「形」になっていますが、これらすべて性質が違うものだと区別できていますか?

 

 

また中学2年で受動「態」を習います。 

 

では「態」だけの意味を習いましたか?

 

 

受動「態」でつかうのは過去「分詞」です。 

 

では「分詞」の意味はどうでしょう?

 

 

また仮定「」を現状では中学生で習います。

 

では仮定「」と言わない理由はご存じですか?

 

 

おそらくはこれらの用語の理解が中途半端なままになっていると思います。

 

ですが「文法用語」にはちゃんとした意味があります。 

 

  

ここで問題があるのですが、ちゃんと作られているのは「英語の英文法用語」です。

 

一方で「日本の英文法用語」は用語の説明があまりないまま、用語だけが独り歩きしています。

 

 

 

イディオム・語法・構文が「文法問題」になっている。

 

日本の「文法問題集」をみていると、わけがわからなくなりませんか?

 

 

英文法に限らず、なんでもルールには大きく分けて2つの要素があります。

 

それが「基本ルール」と「例外ルール」になります。

 

 

日本の文法問題集は「基本ルール」も「例外ルール」も全部ごちゃまぜになっているんです。

 

というわけで「基本ルール」と「例外ルール」を区別してみます。

 

 

・基本ルール:「文の要素」と「品詞」

 

・例外ルール:「イディオム」と「語法」と「構文」

 

 

まずは「基本ルール」ですが、これは先ほどみてきたように「統語論 Syntax」ですべて説明可能です。

 

つまり英語の文法問題は「文の要素」と「品詞」が中心であるべきなんです。

 

 

一方「例外ルール」はそれぞれ特別な内容を覚えなければいけなくなります。

 

そうなると、どんどん「基本ルール」から外れたことを覚える羽目になります。

 

 

では「イディオム」「語法」「構文」にどれほど「例外ルール」が多いのかみていきます。

 

 

 

【 イディオム 】

 

 

"I take care of this problem."

 

 

 

This problem is taken care of.

 

 

 

【 語法 】

 

「文法」とよく似ていますが「語法」は個々の言葉の使い方のことです。

 

基本的には「文法」も「語法」もまとめて大丈夫です。

 

 

・文章の基本ルールは・・・「文の要素 SVOC」です。

 

・単語の基本ルール・・・「品詞(の使用ルール)」です。

 

 

文章でも単語でも「基本ルール」を理解しなければなりません。

 

 

ところが、文法書にでてくる「語法」には「例外ルールの語法」もたくさんあるんです。

 

 

つまり・・・

 

「この言葉はこういう言い方をします!」

 

「文法的にヘンでも、この言葉はそう使うんです!!」

 

・・・というものです。

 

 

では実際に「語法」の「例外ルール」を見ていきましょう。

 

 

(〇)I am busy doing

 

 

(✖)I am busy to do

 

 

動詞で形容詞を説明する場合は「不定詞」を使うのが「基本ルール」です。

 

 

・I am happy to see you.

 

・She was afraid to talk about it.

 

 

実際に英語を使う場合は「形容詞+不定詞」がまず「基本ルール」です。

 

「形容詞+ING形」で説明するのは「例外ルール」なんです。

 

 

こういう「例外ルール」もさらっと「基本ルール」みたいに並んでいます。

 

 

【 構文 】

 

 

・It's Joey (whom) we're looking for.

 

 

・It's money that I love.

 

 

・It was from John that she heard the news.

 

 

 

 

⑤ 日本語に無いニュアンスを無視する

 

和訳に偏りすぎていると「ニュアンス」もつかめなくなります。

 

次の2つの「イディオム」を見ていきましょう。

 

 

「so to speak = いわば」

 

「as it were = いわば」

 

 

文法書などでは、同じ「いわば」の和訳があります。

 

 

では、この2つの違いが分かりますか? わかるわけがありませんよね?

 

だって同じ和訳しか載ってないんですから。

 

 

とはいえ「形は全然違い」ます。 

 

であれば「意味は似ているとしてもニュアンスは違う」はずです。

 

 

 

実際、この2つの意味は違うので、ちゃんと文法的にとらえてみます。

 

 

では最初に「so to speak = いわば」を分析します!

 

 

まず so ですが、このケースでは「そのように」という副詞です。

 

そして「不定詞 to speak」は「未然」の意味を「動詞 speak」に付加します。 つまり「これから~話そうとする」という意味になります。

 

 

これらを組み合わせて・・・

 

あえてそんな言い方をすると ≒ いわば

 

・・・となります。

 

 

これは昔、貴族が平民のつかう下品とされた表現を使う時に「あえてそんな言い方をさせてもらうと・・・」といったところが起源のようです。

 

そうなると特に丸暗記が必要な表現でもないと思います。

 

 

 

次に「as it were = いわば」を分析します!

 

 

これは「it were」を見れば、すぐにわかります。

 

「it were」の形をとる場合は、仮定法といって「事実ではない」ことを示す表現です。

 

仮定法のルールはややこしいので触れませんが、もし「事実」であれば「as it was」になっています。

 

 

接続詞 as は広い意味といろんな品詞で使いますが、大体「同じ」でとらえればうまくいきますす。

 

つまり「実際には違うのだけど、それは~と同じようなものとして」という意味で「いわば」となります。

 

 

このように「不定詞」「未然(これからやろうとする)」「仮定法」「事実ではない」を理解していれば、どちらも完全に理解できます。

 

和訳の丸暗記でごまかすと、英語を深く理解するチャンスすら逃してしまいます。

 

 

 

歴史・信仰に関係する表現は完全無視

 

英語はヨーロッパで生まれ育ってきた言葉です。

 

ギリシャ語や古代ローマの言語であるラテン語は「学名」として学術的な世界の言葉として世界共通語になっています。

 

そのため今でも学術的な英単語の中に多く存在しています。

 

 

さらにヨーロッパ圏は千年以上にもわたってキリスト教圏なので、キリスト教に関する表現がたくさん存在しています。

 

 

これは日本語でも同様です。

 

漢文は江戸時代まで貴族や武士の必須の教養でした。日本の文字にも中国由来の「漢字」は使われています。

 

また仏教を通してインドの信仰も日本に多くの影響を与えています。

 

南無阿弥陀仏や色即是空のような仏教用語はほとんどは、古代インドのサンスクリット語の「漢字表記」もしくは「漢語翻訳」です。

 

阿弥陀(アミタ―ユス)や涅槃(ニルヴァーナ)のようにサンスクリット語発音に直接漢字があてられているものも日本にいくつもあります。

 

 

つまり日本語でも英語でも「その言語のもつ歴史や信仰」を無視して、高いレベルで運用することは不可能です。

 

そしてこれは

 

 

It's gonna take God knows how long.

 

He is Lord knows where.

 

Christ knows how to do it.

 

 

What on earth happened?

 

What the hell happened?

 

What the heaven

 

in the blazes

 

できるだけ基本ルールの応用で挑む!

 

残念ながら英文法書のほとんどは「例文をひたすら並べただけ」になっています。