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水滸伝・108人の英雄のあだ名の意味と英語訳(英語うんちく No.023)

英語塾をやっている私ですが、アルファベットよりも漢字がカッコよく見えるのは子供のころから変わりません。

 

十代の時に読んだ吉川英二氏の「水滸伝」は、すこし古風な日本語で書かれており、日本語の響きに感動を覚えました。

 

 

高校生の生徒さんにも「吉川英治の水滸伝を貸してほしい」と言われて、ぼろぼろの表紙を修復したところです。

 

 

「玉麒麟」「霹靂火」「神行太保」「黒旋風」「九紋龍」「摩雲金翅」「火眼狻猊」活閻羅」「神機軍師」「天目将」「轟天雷」「混生魔王」「八臂哪吒」「飛天大聖」「催命判官」

 

 

これらは水滸伝に登場する英雄たちのあだ名ですが、普段、日本語ではみないような漢字が並んでいます。

 

なんだかわからないなりに「めっちゃかっこええやん!」と鮮明に思ったことだけは記憶しています。

 

 

 

Suikoden Or the Water Margin

 

さてその水滸伝ですが、英語で「Water Margin」と訳されています。

 

また中国語で発音するなら「Shuǐhǔ Zhuàn」となります。

 

 

英雄たちが拠点にしていたところが湿地帯の中の「梁山泊(りょうざんぱく)」 という場所だったので、文字通り「水の滸(ほとり)の物語」という意味です。

 

 

 

しかし、英語圏の「水滸伝」には、ほかにも言い方が実は存在しています。

 

 

アメリカに留学したてのころ、アメリカ人の友人にある質問をされました。

 

 

S「タカシ、『スウィクドゥン』って知ってるか?」

 

T「いや、しらんな」

 

S「え?!『スウィクドゥン』知らんの? 日本のゲームやで?」

 

T「う~ん、知らんな。」

 

S「マジで!? めっちゃ仲間でてくるやつ!」

 

T「ちょっと待て、それは『スイコデン』やな」

 

 

 

私はやったことはないのですが「幻想水滸伝」というゲームのシリーズがあり、オリジナルと同じく仲間も108人でてくるようで、アメリカ人の友人はその話をしていたようです。

 

アルファベットだと Suikoden なので、スウィクドゥンに聞こえます。

 

 

ローマ字発音と英語発音がかくもかけ離れているのかを、留学初期の私に身をもって体験させてくれたのも「水滸伝」です。

 

 

 

108人の英雄の紹介

 

さて話を「スウィクドゥン」から「水滸伝」に戻しまして。

 

 

このお話には108人の英雄(宿星)が登場します。

 

仏教では煩悩の数が108なので、数はそこに由来しています。

 

 

その108人のうち36人「天罡星(てんこうせい)」と呼ばれます。

 

そして残りの72人が「地煞星(ちさつせい)」です。

 

 

それでは下記のような形式で108人の紹介をして参ります。

 

 

【 席次(Rank)】

 

①:宿星(前世名)/ Star

 

②:渾名(あだな)/ Nickname

 

③:姓名 / Name

 

 

英訳や解説などは Wikipedia より主に引用します。

 

 

 

天罡星三十六員 36 Heavenly Spirits

 

【001】

 

①:天魁星(てんかいせい)Leader Star

 

②:呼保義(こほうぎ)Protector of Righteousness

 

③:宋江(そうこう)Song Jiang

 

 

「呼保義」は「保義郎と呼ぶ」という意味です。保義郎は、宋の官職では身分が低く、お金を出せば誰でもなれるので、金持ちのなり手が多かったようです。

 

それゆえ「大軍を率いているものの王や将軍ではなく、身分の低い役人にすぎない」という謙遜であるという説が有力ですが、水滸伝自体にはいわれは書いていないようです。

 

英語の Protector of Righteousness はそのまま「義を保つ者」の直訳で、官職の名前の由来でもあると思います。

 

また「義」には righteousness だけでなく justice があてられることもよくあるので、その違いが知りたい方はこちらもどうぞ。

 

Right or just? 忠臣蔵でわかる「正しい」の英単語(英語うんちく No.016)

  

また、宋江には「及時雨(きゅうじう)"Timely Rain"」 という別のあだ名もあります。「及時雨」は「雨が降ってほしい時に降る雨のように困ったときに助けてくれる人」という意味で、宋江の人柄を表しているようです。 

 

 

 

【002】

 

①:天罡星(てんこうせい)Strength Star

 

②:玉麒麟(ぎょっきりん)Jade Qilin / Jade Unicorn

 

③:盧俊義(ろしゅんぎ)Lu Junyi

 

 

あだ名は、伝説上の生き物「麒麟」のように「非常にすぐれた人物」であることが由来のようです。

 

麒麟は動物の場合は giraffe ですが、中国の伝説上の生き物なので qilin(チーリンに近い発音のようです) になっています。

 

オスが「麒」でメスが「麟」です。鳳凰も同じでオスが「鳳」でメスが「凰」です。

 

「玉」の訳は jade といって翡翠(ヒスイ)のことです。古代の日本や中国では最も価値もある宝石として扱われていました。

 

梅原猛さんの著書の中で「東アジアは稲作や森の文化だったので、緑であるヒスイを最も価値のあるものとみなしたのでは」という推察がありました。

 

将棋でも玉のほうが王、金、銀よりも上位に置かれているはそういう事情からでしょうか。

 

羽生善治さんによると金、銀、桂、香などは高価で取引された交易品に由来するそうです。

 

そうなると「玉」が一番ランクが高いのも、梅原さんの言う通りかもしれません。

 

あと麒麟の英訳ですが、これは難しいです。

 

鳳凰も phoenix とよく訳されていますが、実際にはまるで違うものになります。

 

星座の中に「一角獣座」というのがあり、こちらは unicorn のギリシャ語表記をつかって「Monoceros」といいます。そして、この星座の中国語表記は「麒麟座」です。

  

ちなみに三國無双の夏侯惇(Xiahou Dun)の武器「麒麟牙 Qilin Fang」では Qilin がそのまま英語として使われています。

 

シリーズの途中まで Kirin Fang だったのですが、途中で Qilin Fang に変わりました。ちなみにキリンビールは海外でもそのまま Kirin Beer みたいです。

 

 

 

【003】

 

①:天機星(てんきせい)Knowledge Star

 

②:智多星(ちたせい)Resourceful Star / Wizard

 

③:呉用(ごよう)Wu Yong

 

 

渾名は「頭が抜群によかった」ことに由来します。

 

英語の resourceful は「問題解決」の能力が高いことを表す表現です。単に「勉強ができる」や「物知り」というより「機転が利く」ということに軸足があります。まさに呉学人のことですね。

 

中国では「軍師」は非常に高く評価されています。日本よりも「分業」が非常に明確で、三国志でも諸葛孔明、周瑜、郭嘉のように「戦略」を担当する人間が強い権限・権威をもつのも特徴的です。

 

現場主義の延長で「戦略」を考えるような傾向が見える日本とは全く違う思想が見えてきます。

 

ちなみに戦略と戦術の違いが気になる方はこちらをどうぞ。

 

「戦略 strategy」と「戦術 tactic」の違いは英語だとよくわかる(英語うんちく No.020)

 

 

 

【004】

 

①:天間星(てんかんせい)Leisure Star

 

②:入雲龍(にゅううんりゅう)Dragon in the Clouds

 

③:公孫勝(こうそんしょう)Gongsun Sheng

 

 

「公孫」という中国では比較的珍しい2文字の姓です。有名な「諸葛」と同様に三国志にも登場する姓です。

 

道術使いだけあって風雨を自在に操り、霧に乗って雲に入ることができたことにあだ名は由来します。

 

水滸伝は「道術無双」なお話でもありますし、第4位というのもうなずけます。

 

 

 

【005】

 

①:天勇星(てんゆうせい)Brave Star

 

②:大刀(だいとう)Great Blade / Big Halberd

 

③:関勝(かんしょう)Guan Sheng

 

 

あだ名は三国志で有名な関羽(Guan Yu)の子孫で、得意武器が大刀であることに由来します。

 

大刀というのは薙刀の大きいものらしく、関羽の得意武器とされた青龍偃月刀をモチーフとしているようです。

 

英訳は blade より halberd のほうがしっくりくるかもしれません。

 

ちなみに三國無双では Halberd は呂布(Lu bu)の武器である方天戟(ほうてんげき)の訳によく使われています。そして青龍偃月刀の場合は Blue Dragon です。

 

 

 

【006】

 

①:天雄星(てんゆうせい)Majestic Star

 

②:豹子頭(ひょうしとう)Panther Head / Leopard Head

 

③:林冲(りんちゅう)Lin Chong

 

 

あだ名は「豹のような顔」という意味に由来します。

 

これは三国志演義での張飛(Zhang Fei)の描写に「豹頭」が使われており、さらに武器が「蛇矛(だぼう)」であることから張飛をモチーフにしているようです

 

「身長八尺、豹頭環眼、燕頷虎鬚」と「丈八蛇矛を用いる」という描かれ方は「三国志演義」に出てくる張飛のそれと全く同じようです。

 

実際に「小張飛 Little Zhang Fei」とも呼ばれたりしています。

 

ちなみに「蛇矛」は snake spear と Wikipedia では英訳されていますが、三国無双では張飛の武器であり、viper, serpent, python, cobra などヘビ系の表現がシリーズごとにいろいろつけられています。

 

 

 

【007】

 

①:天猛星(てんもうせい)Fierce Star

 

②:霹靂火(へきれきか)Fiery Thunderbolt

 

③:秦明(しんめい)Qin Ming

 

 

霹靂(へきれき)は雷、稲妻のことです。

 

Wikipedia によると・・・

 

「渾名は霹靂火(へきれきか)で、非常に短気で剛直な性分と、大変大きな怒鳴り声を稲妻に例えたもの」

 

とあります。

 

ちなみに「晴天の霹靂」ということわざは英語でも同じく "(the lightning) out of the blue (sky)" といって、青い空から稲妻や雷雨が突然起こることから、突発的な事態を表す表現です。

 

得意武器は「狼牙棒 Wolf-toothed mace」で、三国無双にも龐徳(Pang De)の武器として登場しますが、その呼び名は spiked mace です。

 

wolf-fang のほうがいいのかな?と一瞬思いましたが、サーベルタイガーは saber-tooth cat なので、牙を tooth と呼ぶのは普通のことなのでしょう。

 

ちなみに「牙」は肉食動物の場合は fang ですが、ゾウやセイウチ、イノシシなどの場合は tusk となります。

 

このような分類は「爪」も似ていて、人間のものは nail で、オオカミ、ライオン、トカゲなどは claw になり、タカやワシなどの猛禽類は talon になります。

 

 

 

【008】

 

①:天威星(てんいせい)Prestige Star 

 

②:双鞭(そうべん)Double Clubs / Two Rods

 

③:呼延灼(こえんしゃく)Huyan Zhuo

 

 

鎧で人馬一体を完全武装し、横一列につないだ連環馬部隊(chain-linked armored cavalry)を率いる将軍です。

 

ファンタジー色のつよい道術とは違って、連環馬のリアルな強敵感を初登場の時に感じたのを覚えています。ちょうど毛利水軍を撃破した織田の鉄甲船を初めて知った時と同じ印象でした。

 

あだ名は「双鞭」で得意とした武器に由来します。

 

しかし、この時代の「鞭」とはムチ(whip)ではなく、こん棒のようです。三国無双だと太史慈(Taishi Ci)の武器が双鞭(twin rods)になっています。

 

ちなみに三国志の赤壁の戦い(the Battle of Chi Bi)で登場する、船を鎖でつなぐ「連環の計」は linked-ship strategy と三国無双では英訳されていました。

 

 

 

【009】

 

①:天英星(てんえいせい)Hero Star

 

②:小李広(しょうりこう)Little Li Guang

 

③:花栄(かえい)Hua Rong

 

 

前漢の弓の名手である「李広(Li Guang)」に由来します。

 

司馬遷の史記の中で、弓だけでなく「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」と人格を称賛されたのも李広です。

 

中国では「小」を謙譲表現で使いますが、英語だと「小スキピオ」や「大カトー」といった親子などを区別した言い方があります。

 

それぞれ Scipio Minor (the Younger) や Cato Major (the Elder) と言います。

 

また、これらの使い分けは星座の「おおいぬ座 Canis Major」や「こぐま座 Ursa Minor」などにも適用されています。

 

 

 

【010】

 

①:天貴星(てんきせい)Noble Star 

 

②:小旋風(しょうせんぷう)Little Whirlwind

 

③:柴進(さいしん)Chai Jin

 

 

Wikipedia によると…

 

「水滸伝の原案の『大宋宣和遺事』では、黒旋風李逵の次に並ぶ李逵の弟分として設定されていた人物であった。水滸伝では設定が後周王朝の子孫となりあだ名の由来は不明になってしまった」

 

とあります。

 

梁山泊の面々には兄弟で参加しているのも何人もいます。

 

そのなかで病尉遅(びょううっち)孫立の弟は、小尉遅(しょううっち)孫新になっているので、そういう設定だったのでしょうか。

 

 

 

【011】

 

①:天富星(てんふうせい)Wealth Star 

 

②:撲天鵰(はくてんちょう)Striking Hawk / Heaven-Soaring Eagle

 

③:李応(りおう)Li Ying

 

 

 あだ名は「天を打つ鷲」を意味していて、相手に投げて攻撃する飛刀(flying daggers)の名手だったことからきています。

 

ちなみに英語版三国無双7の鍾会(Zhong Hui)の武器が「Flying Swords」という本当に空中を浮遊する武器でした・・・。

 

なんでこんなオカルト武器があるのか?と思っていましたが、これでナゾが解けました。「飛刀」ってことだったんですね。

 

 

 

【012】

 

①:天滿星(てんまんせい)Fulfillment Star 

 

②:美髯公(びぜんこう)Lord of the Beautiful Beard

 

③:朱仝(しゅどう)Zhu Tong

 

 

「仝」は旧字で「同」とのこと。

 

あだ名の美髯公は、立派なあごひげをもっていたことに由来します。

 

髭といえば関羽ですが、人物設定自体が関羽にちなむものになっています。

 

 

 

【013】

 

①:天孤星(てんこせい)Solitary Star 

 

②:花和尚(かおしょう)Flowery Monk / Tattooed Monk

 

③:魯智深(ろちしん)Lu Zhishen

 

 

「花」は刺青(入れ墨)を指し全身に刺青(tatoo)があったことが渾名の由来のようです。特に「花の刺青」というわけでもないようです。

 

それゆえ Flowery よりも Tattooed のほうがいいかもしれません。花のあるあだ名は Flowery のほうだと思いますが。

 

また monk とは「修道僧」のことです。一般的に聖職者としてよりも禁欲的に信仰生活を行う男性のことです。女性は「修道女 nun」といいます。少林寺の修行僧も shaolin monk といいます。

 

一方、priest も僧侶を意味しますが、キリスト教の priest は聖職者としての階級や役目があります。

 

 

 

【014】

 

①:天傷星(てんしょうせい)Harm Star 

 

②:行者(ぎょうじゃ)Pilgrim

 

③:武松(ぶしょう)Wu Song

 

 

あだ名は修行者の姿をしていることに由来します。

 

英語の pilgrim とは聖地などに向かう「巡礼者」のことです。四国八十八カ所などは Shikoku 88 Pilgrimage などと英訳されます。

 

日本では山伏などの「行者」は ascetic monk と訳されているのをよく見る気がします。

 

 

 

【015】

 

①:天立星(てんりつせい)Steadfast Star

 

②:双鎗将(そうそうしょう)General of Double Spears

 

③:董平(とうへい)Dong Ping

 

 

渾名は両手にそれぞれ一本ずつ槍を持っていたことに由来します。

 

宿星の英訳 steadfast は「しっかりとした」という意味です。

 

「速い」というイメージの強い fast は、そもそも fasten (固定する)のように「定まる」という意味でした。

 

そして「一定の速度」という意味から「速い」につながっていきました。

 

例としては "The door is shut fast. (ドアは固く締まっている)" のようにも使います。 

 

 

さらに fast は「断食」という意味もあるので「断食を破る食事」で breakfast(朝食)です。

 

英語の多義語の中でも mean と並んで fast は要注意です。

 

 

 

【016】

 

①:天捷星(てんしょうせい)Agile Star

 

②:没羽箭(ぼつうせん)Featherless Arrow

 

③:張清(ちょうせい)Zhang Qing

 

 

あだ名は「羽の無い矢」の意味で「石礫(いしつぶて)」を投げるのを得意としていたことに由来します。

 

ちなみに「羽毛」という意味では feather だけでなく down(ダウン)という言葉もあります。

 

feather は防水や飛行のために強く保護的な羽毛であるのに対し、down は体温維持のためのやわらかい羽毛になります。ダウンジャケットが温かいのはこういう理由のようです。

 

 

 

【017】

 

①:天暗星(てんあんせい)Dark Star 

 

②:青面獣(せいめんじゅう)Blue Faced Beast

 

③:楊志(ようし)Yang Zhi

 

  

あだ名は顔にあざがあったことに由来します。

 

北方謙三氏の水滸伝だとかなり早い段階で亡くなってしまいます。「うわ!楊志がこんな序盤で死ぬんかい!」とショックをうけて、そこで読むのをやめてしまった経緯があります。

 

三国志の典韋(Dian Wei)や関羽(Guan Yu)が亡くなる時と同じぐらいつらいものがありました。

 

 

 

【018】

 

①:天祐星(てんゆうせい)Guardian Star 

 

②:金鎗手(きんそうしゅ)Gold Lancer

 

③:徐寧(じょねい)Xu Ning

 

 

皇帝直属の部隊である「禁軍」の中の「金槍班」の武術師範だったことに由来します。

 

Metal Lancer の英訳も見かけましたが、「銀槍」を扱う部隊も登場することから Gold が適訳に思います。

 

ちなみに禁軍の「禁」とは「身分の低いものは立ち入り禁止」という意味です。

 

中国の紫禁城(Forbidden Palace)の「禁」も皇帝を示します。また日本の天皇家を示す「禁中」も同じ意味です。

 

 

 

【019】

 

①:天空星(てんくうせい)Flight Star 

 

②:急先鋒(きゅうせんぽう)Impatient Vanguard

 

③:索超(さくちょう)Suo Chao

 

 

渾名の「急先鋒」は短気で無鉄砲な性格に由来するようです。

 

だとすると、Swift Vanguard や Urgent Vanguard の英訳も見かけましたが、Impatient のほうが適訳に思います。

 

 

 

【020】

 

①:天速星(てんそくせい)Speed Star 

 

②:神行太保(しんこうたいほう)Magic Traveler / Shadow Runner

 

③:戴宗(たいそう)Dai Zong

 

 

渾名は「神行法」という足が速くなる道術の使い手であることに由来します。

  

Shadow Runner の英訳をどこかでみたのですが、出典がわからなくなってしまいました。

 

ちなみに三國無双では曹操の愛馬である絶影(ぜつえい)の英訳が Shadow Runner となっています。

 

関係ない話ですがファイナルファンタジーにでてくる「影縫い」という武器・特技がありますが、英語だと Shadow Weaver になります。

 

shadow runner も shadow weaver も発音が妙にカッコよく聞こえるのは私だけでしょうか?

 

 

 

【021】

 

①:天異星(てんいせい)Deviance Star 

 

②:赤髪鬼(せきはつき)Red Haired Devil

 

③:劉唐(りゅうとう)Liu Tang

 

 

耳のあたりに赤い痣があり、赤毛だったことにあだ名は由来します。

 

「鬼」は devil と訳されることが多いのですが、日本の鬼は「悪魔」ではない部分も多くあります。

 

鬼についてブログも書いているので、興味のある方はこちらもどうぞ。

 

英語で日本を学ぼう No.022 吉備津神社 & 鬼ノ城・岡山

  

 

 

【022】

 

①:天殺星(てんさつせい)Killer Star 

 

②:黒旋風(こくせんぷう)Black Whirlwind

 

③:李逵 (りき)Li Ku

 

 

あだ名は肌が黒かったことと、戦いの時に暴れまわるように戦ったことに由来します。

 

ゲームなどでは whirlwind は「旋風、つむじ風」という意味でよく使われる単語です。また gale という「疾風、烈風」を意味する単語もよく見ます。

 

 

  

【023】

 

①:天微星(てんびせい)Minute Star 

 

②:九紋龍 (くもんりゅう)Nine Tattooed Dragons

 

③:史進(ししん)Shi Jin

 

 

あだ名は上半身に9匹の龍の刺青があることに由来します。

 

宿星の「微」の英訳に minute が使われています。

 

その意味としては「分(時間の単位)」が一般的だと思いますが、実は、minute の語源には「細かい」という意味があります(発音もカタカナだと「マイニュート」に近いものになります。)

 

これは元々、メソポタミア文明の60進法(sexagesimal)に合わせて hour を「分」けて「60分の1」としたことが語源です。

 

同じく「秒」も1分を「60で分けるのが2回目」なので second です。

 

この発想は角度も同じです。度(degree)、分(minute)、秒(second)の順で細かくなっていきます。

 

 

 

【024】

 

①:天究星(てんきゅうせい)Investigative Star

 

②:没遮攔(ぼっしゃらん)Unrestrained

 

③:穆弘(ぼっこう)Mu Hong

 

 

一度、怒りだすと誰にも止められないほどの乱暴者だったことから、「遮るものなし」という意味のあだ名で呼ばれていました。

 

「没」は「動詞」などにかかる否定語なので、「遮るものなし」と意味です。

 

他に英語で似たような表現だと unstoppable があります。ちなみに三国無双では unstoppable はよく使われています。

 

 

 

【025】

 

①:天退星(てんたいせい)Defence Star 

 

②:挿翅虎(そうしこ)Winged Tiger

 

③:雷横(らいおう)Lei Heng

 

 

あだ名の意味は「羽の生えた虎」で、機敏で優れたジャンプ力があったことに由来します。

 

英語版の Wikipedia では宿星の「退」の英訳に defence(防御) が使われていました。「撃退」ということで相手を「退ける」意味でも使うからでしょうか。

 

ちなみに defense はアメリカ英語のスペリングで意味は同じです。初見では イギリス英語の defence が「退」を意味する別の単語かと思いました。

 

 

 

【026】

 

①:天寿星(てんじゅせい)Longevity Star

 

②:混江龍(こんこうりゅう)River Dragon

 

③:李俊(りしゅん)Li Jun

 

 

渾名は「長江を掻き回す龍」という意味になります。

 

川を勢力範囲にして船頭をやっていた人物ですので、物流と治安維持を独自に担っていたのでしょう。日本でいうと村上水軍のようなものでしょうか。

 

 

 

【027】

 

①:天剣星(てんけんせい)Sword Star

 

②:立地太歳(りっちたいさい)*下記参照

 

③:阮小二(げんしょうじ)Ruan Xiao'er

 

 

Wikipedia によると…

 

「渾名の立地大歳とは、立地は即座という意味、太歳というのは太歳の七殺として畏れられた架空の凶星のこと。」

 

という意味だそうです。

 

英訳は下の2つをみつけましたが、どちらも意味がすこし変わってしまう感じです。

 

- Tai Sui Who Stands His Ground

 

- Ferocious Giant

 

伝承や信仰に基づく表現は何語であれ難しいです。初見で日本語の「鬼門」が「北東の方角」だとわかることはまず無理ですから。

 

 

 

【028】

 

①:天平星(てんぺいせい)Balance Star 

 

②:船火児(せんかじ)Boatman

 

③:張横(ちょうおう)Zhang Heng

 

 

渾名は「船頭」だったことから。

 

そもそも船頭ことを「船火児」というようです。

 

「Boat Flame」の英訳もありましたが、「火」はあまり重要ではないようです。

 

 

 

【029】

 

①:天罪星(てんざいせい)Guilt Star

 

②:短命二郎(たんめいじろう)*下記参照

 

③:阮小五(げんしょうご)Ruan Xiaowu

 

 

Wikipedia によると…

 

「短命二郎というあだ名は本人が短命ではなく、彼とかかわった人間の方の命が短くなってしまうためについたもの」

 

とのことです。

 

英訳はこの2つを見つけました。

 

- Short-lived Second Brother

 

- Recklessly Rash

 

しかし、お兄さんの立地大歳・阮小二と同様に、弟もすこし英訳が違う意味になりそうです。

 

 

 

【030】

 

①:天損星(てんそんせい)Damage Star 

 

②:浪裏白跳(ろうりはくちょう)*下記参照

 

③:張順(ちょうじゅん)Zhang Shun

 

 

中国語が読めないので調べきれなかったのですが「白跳」は、もとは「白條」だったようです。(ただ「白跳」も間違いではないようです)

 

渾名は、水泳の達人だったことから「浪くぐりのハヤ(川魚)」を意味する浪裏白條(ろうりはくちょう)に由来します。

 

英語では「White Stripe in the Waves」となっています。しかし「條」という言葉が、川魚の「ハヤ」を意味し、「白い線」という意味ではないようです。

 

ほかにも White Streak や White Splash もみかけましたが「條」や「跳」の直訳だと思います。

 

 

 

【031】

 

①:天敗星(てんはいせい)Defeat Star 

 

②:活閻羅(かつえんら)Living King Yama / Devil Incarnate

 

③:阮小七(げんしょうしち)Ruan Xiaoqi

 

 

渾名は「この世の閻魔」という意味の乱暴者だったことに由来します。

 

Yama はインド神話で最初に死の世界へと行った人物で「死後の世界の王」となったものです。これが漢訳されて閻魔になりました。

 

英語では「閻魔」や「Yama」に相当する概念がないので、Devil と言い換えたい気持ちはわかります。

 

ただ「邪悪」ではなく「恐ろしい存在」という意味が重要なので、あんまり英語の語彙の範囲内での訳にこだわらないことも重要かと思います。

 

キリスト教にとらわれて英訳を選んでいると、結局、本来の姿がわからなくなるだろうな、といつも思います。

 

ギリシャ神話の冥界の王ハーデスや日本神話の大国主を devil って訳すのと同じぐらい違和感を感じます。

 

 

 

【032】

 

①:天牢星(てんろうせい)Secure Star

 

②:病関索(びょうかんさく)Sick Guan Suo

 

③:楊雄(ようゆう)Yang Xiong

 

 

関羽の息子である「関索 Guan Suo」があだ名の由来です。

 

ただ関索は三国志演義の創作で架空の人物だそうです。

 

とはいえ個人的には三國無双7から Guan Suo  はプレイアブルキャラとして登場するようになりましたので、小李広や病尉遲よりもすこし親近感がわきます。

 

英語圏の方の場合、いきなり Guan Suo と言われてもわからないだろうと思いますが、三国無双も英語版がでているので、すこしは認知度に貢献しているかもしれません。

 

 

 

【033】

 

①:天慧星(てんけいせい)Wisdom Star 

 

②:拚命三郎(へんめいさんろう)Daredevil Third Brother / Rash

 

③:石秀(せきしゅう)Shi Xiu

 

 

Wikipedia によると…

 

「義侠心に富み、命を投げ打つのも惜しまない三男坊」

 

とのこと。

 

rash は形容詞だと「無分別な、気の早い」となりますが、名詞だと「発疹」になります。

 

 

 

【034】

 

①:天暴星(てんぼうせい)Savage Star

 

②:両頭蛇(りょうとうだ)Double-headed Serpent

 

③:解珍(かいちん)Xie Zhen

 

 

あだ名の由来は両頭蛇という双頭のヘビのことで、見ると死ぬという伝説があるようです。また得意武器の刺又(さすまた)の先が2つに分かれていることも、あだ名の由来になっています。

 

ちなみに刺又(さすまた)は英語版では Bronze forked spear と表現されています。

 

 

 

【035】

 

①:天哭星(てんこくせい)Crying Star

 

②:双尾蠍(そうびかつ)Twin-tailed Scorpion

 

③:解宝(かいほう)Xie Bao

 

 

兄の解珍と同じく、刺又を得意武器にしていることからあだ名は由来するようです。

 

 

 

【036】

 

①:天巧星(てんこうせい)Skillful Star

 

②:浪子(ろうし)*下記参照

 

③:燕青(えんせい)Yan Qing

 

 

Wikipedia によると…

 

「渾名は伊達者を意味する浪子(ろうし)」

 

とのことです。

 

英語では Prodigal と Wanderer をみつけました。

 

prodigal は「浪費、放蕩な」という意味です。お金などをバラまくように使う人のことです。

 

ちなみに prodigy は「天才、すごい人」という意味なので注意です。

 

また wanderer の訳も見かけましたが、これだと「浪人 さすらいびと」になります。どうも「浪」の意味を「浪費」と「放浪」から直訳したのでしょうか。

 

私が勝手ながら英訳するとしたら dashing がいいかな~?と思います。

 

Oxford Dictionary でしらべてみると・・・

 

1. (of a man) attractive, adventurous, and full of confidence.

 

2. stylish and fashionable.

 

dashing でも悪くないかもしれませんね。あとは言葉の響きというかトーンによると思います。

 

 

 

地煞星七十二員 72 Earthly Fiends

【037】

 

①:地魁星(ちかいせい)Leader Star 

 

②:神機軍師(しんきぐんし)Resourceful Strategist / Master Strategist

 

③:朱武(しゅぶ)Zhu Wu

 

 

あだ名は軍師としての計略や用兵に優れていたことに由来します。

 

得意武器は双剣(Pair of swords)のようで、三国無双だと、呉の軍師である陸遜(Lu Xun)が双剣を武器にしています。

 

 

 

【038】

 

①:地煞星(ちさつせい)Malignant Star

 

②:鎮三山(ちんさんざん) Suppressor of Three Mountains

 

③:黄信(こうしん)Huang Xin

 

 

あだ名は「清風山・二竜山・桃花山の山賊を軽く倒してみせる」と豪語したことに由来します。

  

英語の Wikipedia では Guardian of Three Mountains となっていましたが、guardian に「鎮める、鎮圧する者」という意味があるのでしょうか?

 

ちなみに得意武器は「喪門劍(そうもんけん)」といって騎兵用の長剣らしいのですが、英語だと意味は Sword of Death(死神の剣)という意味だそうです。

 

 

 

【039】

 

①:地勇星(ちゆうせい)Brave Star

 

②:病尉遅(びょううっち)Sick Yuchi / Sickly General

 

③:孫立(そんりゅう)Sun Li

 

 

あだ名の「病」は肌色が黄色かったためで、そして「尉遅」は唐の時代の武将で鉄鞭の使い手である尉遅敬徳に由来します。

 

初見では「なんでこんな強いのに『病』みたいな悪い字なんやろう?」と思っていましたが、あくまでも「顔色」とかの特徴の話みたいです。

 

 

 

【040】

 

①:地傑星(ちけつせい)Prominence Star

 

②:醜郡馬(しゅうぐんば)Ugly Prince Consort 

 

③:宣贊(せんさん)Xuan Zan

 

 

あだ名は醜い容貌をしていたこと、そして「郡馬」は「郡王の娘婿」という意味で、郡王(皇帝の一族で王に継ぐ位)の娘と結婚し婿入りしたことに由来します。

 

Ugly Son-in-Law の英訳も見かけましたが、Prince Consort がより適訳に思います。それにしてもひどい渾名ですね。

 

 

 

【041】

 

①:地雄星(ちゆうせい)Magnificent Star

 

②:井木犴(せいぼくかん)Wood Dog of Well

 

③:郝思文(かくしぶん)Hao Siwen

 

 

母親が「井木犴」という星座が胎内に入った夢を見て、身ごもったことがあだ名の由来です。

 

色々調べましたが、Wild Dog や直訳と思われる Wood Dog of Well 自体も意味がよくわかりませんでした。

 

そもそも「井木犴」が星座の名前なので、その由来はきっとあるのでしょうが、調べきれませんでした。中国語能力不足です。

 

 

 

【042】

 

①:地威星(ちいせい)Majestic Star

 

②:百勝将(ひゃくしょうしょう)General of Hundred Victories

 

③:韓滔 (かんとう)Han Tao

 

 

あだ名は百戦百勝の将軍と呼ばれていたことに由来します。

 

ほかには Ever-Victorious General も見かけました。

 

それならシンプルに Undefeated でもよいかな、という気がします。

 

 

 

【043】

 

①:地英星(ちえいせい)Hero Star

 

②:天目将(てんもくしょう)General of Heavenly Vision 

 

③:彭玘(ほうき)Peng Qi

 

 

日本語の Wikipedia によると…

 

「死凶疫病をつかさどる凶星である「天目(かに座)」を意味していることに由来。」

 

と、書いてありましたが、違う可能性があります。

 

英語の Wikipedia によると・・・

 

"As he fights with a trident with three Spikes and two Blades (三尖兩刃刀), he is nicknamed "General of Heavenly Vision", an allusion to the three-eyed deity Erlang who uses a similar weapon."

 

となっています。

 

3つ目の神である「二郎神」も彭玘と同じく「三尖両刃刀」を武器としていて、それを示唆しているとのこと。 

 

ちなみにこの武器は、三国無双9だと于禁(うきん Yu Jin)の武器です。

 

 

 

【044】

 

①: 地奇星(ちきせい)Unique Star

 

②: 聖水将(せいすいしょう)General of Sacred Water

 

③:単廷珪(ぜんていけい)Shan Tinggui

 

 

あだ名は水攻めを得意としたことに由来します。

 

単廷珪の部隊は「黒」がテーマカラーだったようですが、これは五行思想だと「黒」が「水」を表すことからきているようです。 

 

Holy Water だとキリスト教の「聖水」になるので避けたのでしょうか。

 

 

 

【045】

 

①:地猛星(ちもうせい)Fierce Star

 

②:神火将(しんかしょう)General of Holy Fire

 

③:魏定国(ぎていこく)Wei Dingguo

 

 

あだ名は火攻めを得意としたことに由来します。

 

魏定国の部隊は「赤」がテーマカラーだったようですが、これは五行思想だと「赤」が「火」を表すことからきているようです。 

 

 

 

【046】

 

①:地文星(ちぶんせい)Literature Star

 

②:聖手書生(せいしゅしょせい)Sacred Handed Scholar / Master Hand

 

③:蕭譲(しょうじょう)Xiao Rang

 

 

あだ名は宋の時代の4人の最も有名な書家の書体を模倣することができた能力に由来します。

 

その四人は「宋朝の四絶」と呼ばれる、蘇東坡(Su Dongpo)、黄魯直(Huang Tingjian)、米芾(Mi Fu)、蔡京(Cai Jing)のことで、このうち、蔡京は水滸伝では悪の奸臣の一人として描かれます。

 

 

 

【047】

 

①:地正星(ちせいせい)Upright Star

 

②:鉄面孔目(てつめんこうもく)Iron Faced Magistrate's Clerk / Ironclad Virtue

 

③:裴宣(はいせん)Pei Xuan

 

 

Wikipedia によると…

 

「元は孔目(裁判官)を務めており、真面目かつ厳格な性格で、公明正大な裁判を行ったため鉄面孔目(てつめんこうもく)と渾名される」

 

とのことです。 

 

次にでてくる「摩雲金翅」と同じで、そのまま英訳すると長くなります。

 

渾名って語感的なカッコよさは大事なので Ironclad Virtue を個人的には推したいところです。

 

 

 

【048】

 

①:地闊星(ちかつせい)Wide Star 

 

②:摩雲金翅(まうんきんし)Golden Wings Brushing Against the Clouds

 

③:欧鵬(おうほう)Ou Peng

 

 

摩雲金翅とは「黄金の大鷲」のことであだ名は当人の体格や能力の高さに由来します。

 

「摩」は按摩(あんま)のように「こする」という意味なので「摩雲」は「天にも届くほど高い」という意味になります。

 

高層ビルのことを「摩天楼」といいますが、英語では skyscraper と言います。まさしく skyscraper(空を削り取るもの) です。

 

 

 

【049】

 

①:地闔星(ちとうせい) Whole Star 

 

②:火眼狻猊(かがんさんげい)Fiery Eyed Suan-ni / Fiery Eyed Lion

 

③:鄧飛(とうひ)Deng Fei

 

 

狻猊(さんげい Suan-ni)とは中国の伝説に登場する獅子に似た生き物のことです。

 

火眼は「目が赤い」ことを意味しますが、これは人肉を食べていたからだそうです。水滸伝は人肉を食べる話が当たり前に出てくるお話でもあります。

 

そういえば日本神話にでてくる八岐大蛇(ヤマタノオロチ)も「目はほおずきのように赤く」と表現されています。

 

人間を生贄(人身御供)にさせていたことが暗示されているのでしょうか?それともただの描写なのでしょうか?

 

 

 

【050】

 

①:地強星(ちきょうせい)Strong Star

 

②:錦毛虎(きんもうこ)Multicolored Tiger / Elegant Tiger

 

③:燕順(えんじゅん)Yan Shun

 

 

あだ名は赤毛、黄みがかった髭、丸い目をもち、体格が良かったことに由来します。

  

中国語では「錦」は誉め言葉なのでしょう。三國無双では「錦馬超」は Ma Chao the Splendid でした。

 

 

 

【051】

 

①:地暗星(ちあんせい)Dark Star

 

②:錦豹子(きんぴょうし)Sleek Leopard / Elegant Panther

 

③:楊林(ようりん)Yang Lin

 

 

Wikipedia によると…

 

「背が高く、大きく精悍な顔立ち、恵まれた体格と風体の良い男だったため錦豹子(きんぴょうし)と渾名された」

 

とのこと。

 

英語版の Wikipedia では、同じ「錦」の英訳でも、Multicolored もありましたが、個別記事だと Sleek(なめらかな、毛並みの良い)となっています。

 

 

 

【052】

 

①:地軸星(ちじくせい)Assist Star

 

②:轟天雷(ごうてんらい)Heaven Shaking Thunder 

 

③:凌振(りょうしん)Ling Zhen

 

 

大砲を製作し、運用する部隊を率いていたので、このあだ名がつきました。いかにも強そうな名前です。

 

連環馬の呼延灼の配下で登場し、凌振が遠距離攻撃で防衛線を壊滅させ、呼延灼が接近戦でとどめを刺す戦術で梁山泊を危機に追い込みます。

 

フィクションとはいえ「政治は腐敗していても、官軍が本気だすとほんまに強いんやな。」と「腐っても鯛」の意味をしみじみ考えたのを覚えています。

 

どう考えても水滸伝最強キャラの一角だと思うんですが、いまいち順位は高くないようです。

 

実際に宋の時代に大砲は存在していないことと、ほかに道術使いや禁軍の武芸師範がいることを考慮したとしても、この順位は低すぎな気がしてなりません。

 

現実の組織だとエンジニアや職人を軽んじる組織は長生きできないように思いますよ。

 

 

 

【053】

 

①:地会星(ちかいせい)Meet Star

 

②:神算子(しんさんし)Divine Mathematician / Magic Calculator

 

③:蒋敬(しょうけい)Jiang Jing

 

 

算術の能力が非常に秀でていたことから渾名されています。

 

こんな算術の天才のような彼ですら科挙は何度も落第しています。テストの形式や内容が固定化されてしまうと、それでは測れない才能は見過ごされてしまいます。

 

一定範囲の知識ばかり詰め込んだお勉強屋さんばかり増えると国や文明に致命的なダメージを与えるのは、水滸伝に限らず中国の歴史を通して痛烈に感じます。日本にとっても他人事ではないですが。

 

 

 

【054】

 

①:地佐星(ちさせい)Aid Star

 

②:小温侯(しょうおんこう)Little Marquis of Wen

 

③:呂方(りょほう)Lu Fang

 

 

三国志の超有名人・呂布(りょふ Lu Bu)にあやかった渾名です。

 

Wikipedia によると…

 

「温侯とは『三国志演義』にも登場する後漢末の猛将・呂布の爵位であり、呂方はその武勇にあこがれて、講談などで彼の得物とされる方天戟を学びこれあやかってそう名乗った。」

 

とのこと。

 

ちなみに「侯爵」を表す marquis は「マルキィ」と発音します。しかし、英語には marquess という言葉もあり「マークウィス」と発音します。

 

どちらかというと marquis のほうが架空の世界を舞台にしたゲームなどではよく見かけます。

 

おそらく marquess が「イギリスの侯爵」に使われるのに対し、marquis がいろんな国の侯爵に使われるからかでしょうか?

 

イギリスにおける爵位は「公爵 Duke」「侯爵 Marquess」「伯爵 Earl」「子爵 Viscount」「男爵 Baron」の順になります。

 

またフランスなどの爵位のランクは「公爵 Duke」「侯爵 Marquis」「伯爵 Count」「子爵 Viscount」「男爵 Baron」となります。

 

ちなみに呂布の得意武器とされる「方天画戟」は英語の Wikipedia でも Sky Piercer でした。

 

三国無双でこの英訳をみた初めてみたとき「かっこええやん!」と思ったのを覚えています。

 

ただ実際には halberd と呼ばれる武器に分類されると思います。

 

 

 

【055】

 

①:地佑星(ちゆうせい)Help Star

 

②:賽仁貴(さいじんき)Comparable to Rengui / Second Rengui

 

③:郭盛(かくせい)Guo Sheng

 

 

唐の時代の将軍であり、戟の達人であった「仁貴(薛仁貴)」という人物に「勝る(賽)」というのが名の由来のようです。「賽」という字には「優劣を競う、凌駕する」という意味があるようです。

 

中国では何となく「小覇王」など歴史の偉人に対し、謙遜した名前が多いように思っていたのですが、そうでもないものをあるようです。

 

 

 

【056】

 

①:地霊星(ちれいせい)Efficacious Star

 

②:神医(しんい)Divine Physician / Skilled Doctor

 

③:安道全(あんどうぜん)An Daoquan

 

 

あだ名はあらゆる病気や怪我を治療することができたことに由来します。

 

英語で physician というのは外科医(surgeon)ではなく一般的な医療行為を受け持つ医者を表すようです。ただ安道全は外科手術までやっていますが。

 

ちなみに英語でも医者は一般的に doctor といいますが、これだと「博士 doctor」と混同することがよくあります。ですので「medical doctor 医学博士(医者)」という表現を知っておくと便利です。 

 

 

 

【057】

 

①:地獣星(ちじゅうせい)Beast Star 

 

②:紫髯伯(しぜんはく)Purple Bearded Count

 

③:皇甫端(こうほたん)Huangfu Duan

 

 

あだ名は「青い目」と「赤い髭」をもっていたことに由来します。役目は馬などの家畜・動物を専門に診る獣医でした。

 

漢民族は馬を自在に操る遊牧民の高い戦闘力の脅威にさらされながら生きていたので、遊牧民に対抗するため騎馬戦闘力を非常に重視していました。獣医が人間を見る医者の次に位置するのも納得です。

 

イギリスの伯爵は英語では Earl ですが、フランスなどの場合は Count になります。 

 

セサミストリートには、ドラキュラ伯爵をモデルにした数を数えるのが好きな「カウント伯爵」なるあやしげな登場人物がいます。

 

「数える count」と「伯爵 count」をあわせて「Count Count(カウント伯爵)」というわけです。

 

 

 

【058】

 

①:地微星(ちびせい)Minute Star

 

②:矮脚虎(わいきゃっこ)Stumpy Tiger

 

③:王英(おうえい)Wang Ying

 

 

あだ名は「短い足の虎」と言う意味で、梁山泊で一番に背が低く、短足だったことに由来します。

 

これまたひどいあだ名だと思いますが、梁山泊のメンバーで数少ない夫婦で108の宿星に入っていたりと、人生としては充実していたかもしれません。

 

 

 

【059】

 

①:地慧星(ちけいせい)Bright Star 

 

②:一丈青(いちじょうせい)Ten Feet of Blue

 

③:扈三娘(こさんじょう)Hu Sanniang

 

 

Wikipedia によると「あだ名の由来ははっきりしない」ようです。

 

「美少女または美少年」という説、「類稀な長身の持ち主」という説、「一丈は身長、青は刺青」という説など諸説あるようです。

 

また名前の扈三娘とは「扈の三番目の娘(Third Sister Hu)」という意味です。和泉式部とかと同じで、昔は女性の名前は公式には言わないことがよくありました。

 

 

 

【060】

 

①:地暴星(ちぼうせい)Savage Star 

 

②:喪門神(そうもんしん)God of Death

 

③:鮑旭(ほうきょく)Bao Xu

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「喪門神とは民間伝承の中の悪神のことを指し、殺しが好きという鮑旭の性格に合致している。」

 

とのことです。

 

そもそも「喪門」とは「喪服を着て、葬儀に参列している」という意味だそうで、そこから英訳の God of Death は来ているようです。

 

ちなみに「死神」というと Death ととも Reaper(命を刈り取る者)という表現もよく使います。また Grim Reaper とも言います。

 

 

 

【061】

 

①:地然星(ちぜんせい)Correct Star 

 

②:混世魔王(こんせいまおう)Demon King of Chaos

 

③:樊瑞(はんずい)Fan Rui

 

 

混世魔王は孫悟空で有名な西遊記に登場する妖怪で、あだ名はそれに由来するようです。

 

「混世」の英訳は chaos ですが、三国無双でも「乱世」の英訳がシリーズを通して chaos になっています。

 

ですので三国志に出てくる曹操の評価として有名な「乱世の奸雄」は三国無双でも "a hero in chaos" となっていました(シリーズによって違うかもしれません)。

 

 

 

【062】

 

①:地猖星(ちしょうせい)Wild Star

 

②:毛頭星(もうとうせい)Hairy Star / Comet

 

③:孔明(こうめい)Kong Ming

 

 

名前は中国の星宿(星座)における不吉な星である「昴宿(ぼうしゅく)」に由来します。

 

そもそも「昴」の英訳が Hairy Star となっているようで、その理由は「昴」の意味が「ざんばら頭」だからのようです。

 

スバルってかっこいい漢字だとずっと思ってたんですけど、すこしショックです。

 

ちなみに「昴宿」そのものはプレアデス星団に相当します。

 

 

 

【063】

 

①:地狂星(ちきょうせい)Crazy Star

 

②:独火星(どっかせい)Lonely Fiery Star

 

③:孔亮(こうりょう)Kong Liang

 

 

こちらも兄と同じく「火星」という不吉な星にちなんだ渾名を持ちます。

 

この火星は Mars(太陽系にある火星)ではなく、当時の中国で「火星 Fiery Star」と呼ぶ星だと思います。

 

 

 

【064】

 

①:地飛星(ちひせい)Flying Star

 

②:八臂哪吒(はっぴなた)Eight-armed Nezha 

 

③:項充(こうじゅう)Xiang Chong

 

 

混世魔王・樊瑞と同じく、芒碭山(ぼうとうざん)の山賊です。

 

哪吒は毘沙門天の息子で、6本の腕を持ち、様々な武器を使いこなす武神です。封神演義に登場するのでよく知られていると思います。

 

項充も飛刀や槍などいろんな武器を使いこなす猛者だったのでこのあだ名がつきました。

 

混世魔王と同様に、哪吒も西遊記で孫悟空と戦っています。

 

 

 

【065】

 

①:地走星(ちそうせい)Walking Star

 

②:飛天大聖(ひてんたいせい)Sky Soaring Great Sage / Flying Divinity

 

③:李袞(りこん)Li Gun

 

 

樊瑞、項充と同じく、芒碭山の山賊です。

 

渾名は民間信仰に登場する神に由来するようですが、これは孫悟空の渾名でもあるようです。

 

これまでずっと孫悟空のあだ名は「斉天大聖」だけだと思っていて、今回いろいろ調べたのですが、結局、飛天大聖が孫悟空の渾名かどうかは調べきれませんでした。

 

ただ英語の Wikipedia によると・・・

 

"Li Gun is nicknamed "Sky Soaring Great Sage" after the omnipotent Monkey King in Chinese folklore." 

 

とのことなので「中国の民間信仰における全能の猿王」ってどう考えても孫悟空だとは思います。

 

おそらく芒碭山(ぼうとうざん)の3人の山賊のあだ名は西遊記関連かもしれません。

 

 

 

【066】

 

①:地巧星(ちこうせい)Skillful Star

 

②:玉臂匠(ぎょくひしょう)Jade Armed Craftsman

 

③:金大堅(きんたいけん)Jin Dajian

 

 

あだ名は玉石の彫刻や刻印の能力に優れていたことに由来します。

 

英訳だと Jade Armed Craftsman なので「玉の腕をもつ職人」に読めます。知らない人がみたら「腕自体が玉でできている」と読めないこともないですね。

 

 

 

【067】

 

①:地明星(ちめいせい)Bright Star

 

②:鉄笛仙(てってきせん)Iron Flute Deity / Elfin Flutist

 

③:馬麟(ばりん)Ma Lin

 

 

笛が非常にうまかったことにあだ名は由来します。

 

「仙」は道教の仙人から転じて「すぐれた人」を表す言葉なので、当然、英語には語彙がなく deity とか elf などが当てられれています。

 

「仙」の英訳が気になって日本の「六歌仙」の英語 Wikipedia をみてみると「The Rokkasen (六歌仙, "six poetry immortals"」となっていました。

 

immortal は「不死」ですから、道教が目指すのは「不老不死」なのでそこからとっているのかもしれません。

 

文化や信仰が違うと適訳が一つに決まらないのはしかたないですね。

 

 

 

【068】

 

①:地進星(ちしんせい)Forward Star

 

②:出洞蛟(しゅつどうこう)Dragon Emerging from a Cave

 

③:童威(どうい)Tong Wei

 

 

あだ名は「洞窟からでてきた蛟」という意味です。

 

「蛟」というのは、日本では「みずち / みつち」と呼んで、水に関係する龍のことを意味しますが、中国では「龍の子供」を意味するようです。

 

これは童威が、混江「龍」・李俊の弟分であることを表しているようです。

 

とはいえ英語の dragon には子供と大人の区別はないので、そこは対処しようがないですね。

 

 

 

【069】

 

①:地退星(ちたいせい)Retreating Star

 

②:翻江蜃(ほんこうしん)*下記参照

 

③:童猛(どうもう)Tong Meng

 

 

英語版だと River Churning Clam となっていて、文字通り「川をかき回す貝」という意味です。

  

ただ、これが clam でいいのか少し疑問があります。

 

Wikipediaによると・・・

 

「蜃(しん)とは、古代の中国と日本で伝承されており、巨大なハマグリとする説と、竜の一種とする説がある。」

 

となっています。

 

「辰(たつ)」という字は「竜(たつ)」を意味する字ですが、もともとは「二枚貝が足を出す形」から作られた漢字だそうです。

 

ただ個人的には、親分である李俊の「龍」、兄である童威の「蛟」と合わせて考えると「竜の一種」とみなすほうがいいのかな?とは思います。

 

ただその場合にしても英訳は dragon しか選べないとおもいますが・・・

 

ちなみに「蜃気楼 mirage」は「蜃」が「気」を吐いて「楼」閣を出現させるのが由来だそうです。

 

同じく「虹」も生き物を表す虫偏の漢字ですが、これは虹が中国の伝説では生物によって生み出されると考えられていたからです。

 

 

 

【070】

 

①:地満星(ちまんせい)Full Star

 

②:玉旛竿(ぎょくはんかん)Jade Flagpole

 

③:孟康(もうこう)Meng Kang

 

 

渾名は細身で背が高く、白い肌をしていたことに由来します。

 

褒めてるのかけなしてるのかよくわからない渾名です。

 

 

 

【071】

 

①:地遂星(ちすいせい)Succeed Star

 

②:通臂猿(つうひえん)Long Armed Ape

 

③:侯健(こうけん)Hou Jian

 

 

渾名は、手足が長く、動きも俊敏だったことから「テナガザル」を意味する「通臂猿」から由来します。

 

英訳は Long Armed Ape なのでそのまま「手の長いサル」となっていますが、英語でテナガザルは gibbon といいます。

 

 

 

【072】

 

①:地周星(ちしゅうせい)Complete Star

 

②:跳澗虎(ちょうかんこ)Stream Leaping Tiger

 

③:陳達(ちんたつ)Chen Da

 

 

跳躍力に優れ、谷を飛ぶ虎のようだったことにあだ名は由来します。

 

宿星の「地周星」の英訳が Complete Star になっていたので、漢字の語源を調べてみると「周(あまね)く」と読むことがわかりました。

 

漢字は知っているようで知らないことが多くて奥が深いと思います。

 

 

 

【073】

 

①:地隠星(ちいんせい)Latent Star

 

②:白花蛇(はっかだ)White Flower Serpent

 

③:楊春(ようしゅん)Yang Chun

 

 

日本語版の Wikipedia には、あだ名は「白面の妖蛇のような容姿に由来する」と書いてありましたが、私は「白面の妖蛇」など見たこともないので正直どんなものかわかりません。

 

英語版には "slender in figure with his arms long and skinny" と書いてあったので、「細く長い腕をもつやせ型」だったことが由来とのことです。

 

ちなみに白花蛇というのは漢方薬にした毒蛇もさすようです。もしかするとこちらが由来かもしれません。

 

 

 

【074】

 

①:地異星(ちいせい)Different Star

 

②:白面郎君(はくめんろうくん)Fair Skinned Gentleman

 

③:鄭天寿(てんていじゅ)Zheng Tianshou

 

 

色白の美青年だったことにあだ名は由来します。外見を手放しで褒めたあだ名をもつ珍しい人物です。

 

英単語の fair は肌の色合い(complexion)の場合は「色白」を意味します。

 

英語の表現で "all is fair in love and war." というものがあります。「恋愛と戦争の場合は、なにをやっても許される」つまり「フェアプレー」というわけだそうです。"Fair enough" としか返しようがないですけど。

 

 

 

【075】

 

①:地理星(ちりせい)Manage Star

 

②:九尾亀(きゅうびき)Nine Tailed Turtle

 

③:陶宗旺(とうそうおう)Tao Zongwang

 

 

力が強く、鉄鍬を得物としながらも、槍も刀も使いこなす多能が渾名の由来です。

 

九尾といえば、狐だとばかりおもっていましたが、亀もいるんですね。

 

 

 

【076】

 

①:地俊星(ちしゅんせい)Handsome Star

 

②:鉄扇子(てっせんす)Iron Fan

 

③:宋清(そうせい)Song Qing

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「梁山泊での役目であった宴会の差配をする際に用いた扇に由来する。 」

 

とのことです。

 

英語版の Wikipedia にはあだ名の由来は書いていませんでした。

 

 

 

【077】

 

①:地楽星(ちがくせい)Music Star

 

②:鉄叫子(てっきょうし)Iron Whistle / Iron Throat

 

③:楽和(がくわ)Yue He

 

 

あだ名の「叫子」とは喉に入れて使う笛のことで、数々の楽器を扱うことができ、美しい歌声を持つことに由来します。

 

「鉄扇子」とか「鉄叫子」をみていると、中国語では「鉄」は形容詞としていい意味で使うのでしょうか?

 

それにしても楽和って音楽家にふさわしくいい名前ですね。

 

 

 

【078】

 

①:地捷星(ちしょうせい)Victorious Star

 

②:花項虎(かこうこ) *下記参照

 

③:龔旺(きょうおう)Gong Wang

 

 

あだ名は体中に虎の縞模様の入れ墨、そして首に虎の頭の刺青を持つことに由来します。

 

あだ名の英訳は "Flowery Necked Tiger" となっていました。

 

しかし、魯智深のあだ名である「花和尚(Tattooed Monk)」と同じく「花」は入れ墨を表すので、flowery だとすこし意味がかわるかもしれません。

 

 

 

【079】

 

①:地速星(ちそくせい)Speed Star

 

②:中箭虎(ちゅうせんこ)Arrow-hit Tiger

 

③:丁得孫(ていとくそん)Ding Desun

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「顔から首にかけてあばただらけであり、さながら矢傷を受けた虎という意味を込めて名付けられた。」

 

とのことです。

 

一応、「虎」という強い動物をあだ名には持っていますが、本人はいい気がしないような気がします。

 

 

 

【080】

 

①:地鎮星(ちちんせい)Guardian Star

 

②:小遮攔(しょうしゃらん) *下記参照 

 

③:穆春(ぼくしゅん)Mu Chun

 

 

多分、編集中だとは思うのですが英語版の相反する意味を持つあだ名が2つ同一ページ内に記載されています。

 

① Little Restrained(2019年時に確認)

 

② Little Unrestrained(2020/09/01 に確認)

 

実はこの2つはどちらでも意味が通る気がします。

 

まず、漢字の意味ですが、兄のあだ名「没遮攔 」は「遮られることがない Unrestrained」で「誰にも止められない暴れん坊」を意味します。

 

そして弟は「小」という謙譲(と年少)の意味を加え「小+没遮攔」になるのだと思います。

 

 

次に英訳 ① Little Restrained を見ていきます。

 

「没 un~」なくなり「(遮るものが)すこし little」に変わっています。

 

実はこの「小」の英訳 little のほうは見事に意味が成立します。

 

まず little には「小さい、すこし」という意味があります。

 

そして little は「ごくわずかしかない、ほぼない」という否定に軸足をおいた表現として機能します。

 

この2つがきれいに機能します。

 

「Unrestrained まったく遮られない(兄)」

 

「Little Restrained ほぼ遮られることがない(弟)」

 

 

次に ② Little Unrestrained ですが、英語の直訳は「遮られないことはほとんどない」となり、なんだか「弱そう」に見えます。

 

ですのでこちらは「little」 が「小」の謙譲の意味だけもって「没遮攔の弟」としての意味を優先する英訳なのだと推察します。

 

 

 

【081】

 

①:地稽星(ちけいせい)Ji Star

 

②:操刀鬼(そうとうき)Knife Wielding Demon / Demon Carver

 

③:曹正(そうせい)Cao Zheng

 

 

あだ名は文字通り、肉屋をやっていて包丁の扱いがうまかったことに由来します。

 

武器を扱うのを wield といいます。それゆえ二刀流は dual wield といいます。一方、両手で武器を持つことをは double grip といったりします。

 

宿星の英訳が Ji Star になっているのですが「稽」は英語だと何になるのでしょうか。漢字は「引き延ばす」が原義のようです。

 

 

 

 

【082】

 

①:地魔星(ちませい)Devil Star

 

②:雲裏金剛(うんりこんごう)Giant in the Clouds / Guarding of the Clouds

 

③:宋万(そうまん)Song Wan

 

 

あだ名は「雲裏」は「雲をつかむ」そして「金剛」は金剛力士で有名な「仁王」という意味です。

 

いかにも強そうな名前ですが、大きな体格をしていたものの、実力はそうでもなかったようです。

 

ちなみに仏教では「金剛」というと「金剛石 Diamond」で「最も堅い(教え、真理)」を意味します。

 

それゆえ真言宗などで「金剛界曼荼羅」は Mandala of Diamond Realm と訳されるのが私の知る限り一般的でしょうか。

 

なぜ仁王が金剛になったかというと、もともとインドの神インドラ(仏教では帝釈天)が持つ武器がヴァジュラといって稲妻を操るものでした。 ヴァジュラは漢字で「金剛杵(こんごうしょ)」といいます。

 

その稲妻が「強いもの」の象徴として使われる中で「ダイアモンド」の意味に変わっていきます。

 

実際に「金剛杵」がどんな武器(法具)かというと、空海さんの肖像画で右手に持っているものです。

 

ちなみに後醍醐天皇の肖像画も空海さんのカリスマにあやかろうとしたのか、全く同じ構図で描かれています。

 

そんな強力な「金剛」の力をもって、仏教を敵から守る仁王が「金剛力士」と呼ばれるようになったようです。

 

 

 

【083】

 

①:地妖星(ちようせい)Demon Star

 

②:摸着天(もちゃくてん)Touching the Sky / Skyscraper

 

③:杜遷(とせん)Du Qian

 

 

あだ名は「天に触れられる」ほど背が高かったことに由来します。

 

もう一つ skyscraper 英訳がありますが、欧鵬のところでも触れた通り、高層ビルを「摩天楼(天に触れるほど高い楼閣)」というのと同じ意味合いです。

 

 

 

【084】

 

①:地幽星(ちゆうせい)Tranquil Star

 

②:病大虫(びょうだいちゅう)Sick Tiger

 

③:薛永(せつえい)Xue Yong

 

 

漢字だけ見ると「寄生虫の親玉」みたいに見えますが、そういう意味の渾名ではないようです。

 

Wikipedia によると・・・

 

「『病』は顔が黄色い事や、匹敵すると意味し、大虫は虎を指す。」

 

とのことです。

 

病関索や病尉遅も強キャラとして登場するので「病」は卑下する表現ではないのでしょう。

 

おなじく「虫」も生き物を表す言葉なので、「大虫」とは「生き物の親玉」という意味になるようです。

 

 

 

【085】

 

①:地伏星(ちふくせい)Concealment Star

 

②:金眼彪(きんがんひょう)Golden Eyed Tiger Cub

 

③:施恩(しおん)Shi En

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「幼い頃から武芸をかじり、かなりの腕前だったので名付けられた。」

 

とのことです。

 

「彪」は「虎の鮮やかな模様」を意味する言葉ですが、昔の中国では「小柄な虎」も意味していたようです。

 

英語版が Tiger Cub となっているのはそのためだと思います。

 

ちなみに cub というのは肉食動物の子供によく使われる単語でライオン、クマ、キツネなどにつかわれます。

 

漢字違いの「豹」は動物のヒョウですので Leopard です。6番の豹子頭・林冲のあだ名は Leopard Head です。

 

 

 

【086】

 

①:地僻星(ちへきせい)Remote Star

 

②:打虎将(だこしょう)Tiger Slaying General

 

③:李忠(りちゅう)Li Zhong

 

 

虎を倒すほど強そうだったことにあだ名は由来します。 

 

あだ名の英訳にある slay は不規則変化動詞としての形が残っていて「殺す」という場合、slay-slew-slain となります。

 

しかし slay には「楽しませる」という意味もあり、こちらの場合だと slay-slayed-slain となることが多いようです。

 

ちなみに三国無双の英語版では、討ち死にすると画面に「Slain」と表示されます。

 

 

 

【087】

 

①:地空星(ちくうせい)Empty Star

 

②:小覇王(しょうはおう)Little Conqueror

 

③:周通(しゅうとう / しゅうつう)Zhou Tong

 

 

渾名は「覇王」と呼ばれた英雄・項羽(Xiang Yu)に由来します。

 

歴史上は、項羽は最終的に劉邦に敗れますが、中国での人気は過去から現代まで続いているようで、三国志に出てくる孫策(Sun Ce)も小覇王を名乗っています。

 

周通自身はあまり強くないようですが、英語版では "He resembles Xiang Yu in appearance and in domineering temperament." となっていました。そりゃ、外見とエラそうな気性だけ似ていても強いとは限りませんからね。

 

 

 

【088】

 

①:地孤星(ちこせい)Solitary Star

 

②:金銭豹子(きんせんひょうし)Gold Coin Spotted Leopard

 

③:湯隆(とうりゅう)Tang Long

 

 

全身にあばたがあり、豹の模様のようだったことから、あだ名はつきました。

 

79番の中箭虎・丁得孫も「矢を全身に受けた」ようなあばたがあったことから渾名がついていました。

 

ちなみに英語には "A leopard cannot change its spots." ということわざがあります。

 

「豹は模様を変えられない」ということで「本性は変わらない」という意味で使います。

 

 

 

【089】

 

①:地全星(ちぜんせい)Complete Star

 

②:鬼瞼児(きれんじ)Demon Face

 

③:杜興(とこう)Du Xing

 

 

渾名は鬼のように恐ろしい顔をしていたことに由来します。

 

日本人だと「鬼」と言われれば「いかつく、ごつい顔」を思い浮かべますが、英語圏の人はおそらく "Demon" といわれると「邪悪な顔」が浮かぶんでしょうね。

 

 

 

【090】

 

①:地短星(ちたんせい)Short Star

 

②:出林龍(しゅつりんりゅう)Forest Emerging Dragon

 

③:鄒淵(すうえん)Zou Yuan

 

 

林から出てきた龍という意味の渾名です。

 

私は「林からでてくる龍」と聞いてもいまいちピンとこないのですが、中国の方はそうではないのでしょうか?

 

公孫勝の渾名の「入雲龍」は天に昇る龍ということですごいイメージは伝わるのですが。

 

 

 

【091】

 

①:地角星(ちかくせい)Horn Star

 

②:独角龍(どっかくりゅう)Single Horned Dragon

 

③:鄒潤(すうじゅん)Zou Run

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「背が高く生まれつき異様な顔つきで、後頭部に大きな瘤があることに由来する」

 

とのことです。

 

さらに英語版 Wikipedia によると・・・

 

"The nickname becomes even more fitting after he butted a tree in a fit of anger amid an argument and broke it."

 

とあります。

 

頭突きで木をへし折るぐらいの頭をもっていたら、そりゃ渾名になります。

 

 

 

【092】

 

①:地囚星(ちしゅうせい)Prisoner Star

 

②:旱地忽律(かんちこつりつ)Dry Land Alligator

 

③:朱貴(しゅき)Zhu Gui

 

 

渾名は「旱地=陸」の「忽律=ワニ」という意味です。

 

最初に水滸伝を読んだときにあだ名の意味がさっぱりわからなかったせいで、私の中で異様に印象が強いのがこの朱貴です。

 

ちなみにワニは英語では alligator のほかに crocodile や gavial のように特徴でそれぞれ分類されていますが、中国に生息しているのは alligator のようです。

 

 

 

【093】

 

①:地蔵星(ちぞうせい)Hidden Star

 

②:笑面虎(しょうめんこ)Sneering Tiger

 

③:朱富(しゅふう)Zhu Fu

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「慇懃柔和な態度だが腹の中では何を考えているか判らない物騒な人物と評され、笑面虎(しょうめんこ)と渾名される。」

 

とあります。

 

ある意味、一番怖い渾名かもしれません。

 

 

 

【094】

 

①:地平星(ちへいせい)Level Star

 

②:鉄臂膊(てっぴはく)Iron Arm

 

③:蔡福(さいふく)Cai Fu

 

 

もともと牢屋を管理する役人で、首切りによる処刑も行っていたので腕力が強かったことにあだ名は由来します。

 

漢字の「臂」と「膊」は両方とも「腕」を意味します。微妙な違いはあるのかもしれませんが、ちょっと調べきれませんでした。

 

 

 

【095】

 

①:地損星(ちそんせい)Harm Star

 

②:一枝花(いっしか)Stalk of Flower / Single Blossom

 

③:蔡慶(さいけい)Cai Qing

 

 

あだ名は一輪の花を挿して髪を飾っていたことに由来します。

 

108人それぞれいろんなあだ名がありますが、性格、特徴、外見などをストレートに表現したものが多いように思います。

 

兄と同様に首切り役人ですが、こういった「風流」なあだ名をもつのはいいですね。鉄叫子・楽和と同じくよいあだ名だと思います。

 

 

 

【096】

 

①:地奴星(ちどせい)Slave Star

 

②:催命判官(さいめいはんがん)Life Taking Judge / Hell's Summoner

 

③:李立(りりつ / りりゅう)Li Li

 

 

あだ名は「冥府の裁判官」という意味に由来します。

 

Wikipedia によると・・・

 

「赤い蛟髭を生やし、血走った目をしている。居酒屋を営んでいるが、客を痺れ薬で盛りつぶし、金目のものを奪って殺し、肉を饅頭の餡にしてしまうという追剥酒屋で、そのため土地の人間からは上記の渾名で呼ばれて恐れられていた」

 

とのことです。

 

「とんでもない奴やな!」と思うのは人として当たり前ですが、こういう人間が「世直し仲間~!」みたいなノリなのが水滸伝の特色でもあります。

 

 

 

【097】

 

①:地察星(ちさつせい)Detective Star

 

②:青眼虎(せいがんこ)Green Eyed Tiger

 

③:李雲(りうん)Li Yun

 

 

あだ名は「西蕃人(ヨーロッパ系)」の特徴をもち、体格が良く、青い目をしていたことから。

 

私が最初に読んだ水滸伝は、吉川英治氏の小説だったので「西蕃流撃剣」の達人という紹介でした。

 

おそらくフェンシングのようなものだとおもんですが、ぶっちゃけよくわからないんですけど、漢字的にはめっちゃ強そうです。

 

ただ席次が低いので、それほどでもないのかな?と思ったり。

 

青い目は北欧系の特徴ですが、赤い目(火眼)は人間をたべる者の特徴です。眼の色一つとっても中国の世界観を学べます。

 

 

 

【098】

 

①:地悪星(ちあくせい)Evil Star

 

②:没面目(ぼくめんもく)Faceless

 

③:焦挺(しょうてい)Jiao Ting

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「渾名は没面目(ぼつめんもく)で、無愛想で無口な性格のために人付き合いが下手だったことに由来する」

 

とのことです。

 

英語の faceless は「特徴がない、個性がない、個人が特定できない」という意味で使います。

 

中国語も英語も「かおなし」って「顔がない」という意味を越えて、同じようなニュアンスで使うんですね。

 

 

 

【099】

 

①:地醜星(ちしゅうせい)Ugly Star

 

②:石将軍(せきしょうぐん)Stone General

 

③:石勇(せきゆう)Shi Yong

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「渾名は石将軍(せきしょうぐん)で、石将軍は民間伝承上の悪神であり、彼の粗暴な性格と、「石」という姓とをかけたことに由来する。」

 

とのことです。

 

「将軍」という意味の general ですが、形容詞だと「一般的な」という意味になります。

 

将軍の意味の由来ですが、まず「一般的」⇒「全体に適応される」というところから「全軍の司令官(総司令官)captain general」という称号が生まれます。

 

それが短縮され general だけで使われるようになったことが理由のようです。

 

 

 

【100】

 

①:地数星(ちすうせい)Number Star

 

②:小尉遅(しょううっち)Little Yuchi / Junior General 

 

③:孫新(そんしん)Sun Xin

 

 

渾名は兄の病尉遅・孫立と同じく鉄鞭を得意とする尉遅に例えられたことに由来します。

 

席次は低いのですが、108の宿星の中に親戚・友人も多く、兄よりも機転を利かせた活躍をします。

 

武芸はお兄さんのほうが腕が立ちそうですが、それ以外は弟さんのほうが優れているかも。

 

 

 

【101】

 

①:地陰星(ちいんせい)Yin Star

 

②:母大虫(ぼだいちゅう)Female Tiger / Tigress

 

③:顧大嫂(こだいそう)Gu Dasao

 

 

大虫は「虎」のことなので、あだ名は「メスの虎」を意味します。

 

 

宿星の「地陰星」が shade ではなく yin になっていますが、これは意図があってのことだと思います。

 

「陰陽(おんみょう)」 は light and dark / positive and negative という意味で、英語でも中国語発音のまま yin-yang で目にすることもよくあるので、yin のままにしたのでしょう。

 

 

 

【102】

 

①:地刑星(ちけいせい)Execute Star

 

②:菜園子(さいえんし)Gardener

 

③:張青(ちょうせい)Zhang Qing

 

 

渾名はお寺で野菜畑の番人をしていたことに由来します。

 

 

まあ、なんとも特色のない渾名です。外見で貶されても「〇〇虎」のほうがまだマシに思えます。 

 

 

 

【103】

 

①:地壮星(ちそうせい)Strong Star

 

②:母夜叉(ぼやしゃ)Female Yaksha / Witch

 

③:孫二娘(そんじじょう)Sun Erniang

 

 

渾名は「女の夜叉」ということで気性の荒いことに由来します。

 

「夜叉 yaksha」は古代インドの鬼神で、恐ろしい存在であると同時に、人間を守る側面を持ちます。

 

夜叉と同じく「羅刹 らせつ raksasha」もインドの鬼神であり、夜叉と羅刹はともに仏教では毘沙門天に仕える神です。

 

しかし、中国や日本では「夜叉」も「羅刹」も凶悪な人物を表すのに使われる言葉となっています。確かに悪鬼羅刹っていいますね。

 

名前のほうといえば Sun Erniang ですが、意味は「孫さんの2番目の娘」です。

 

 

 

【104】

 

①:地劣星(ちれつせい)Inferior Star

 

②:活閃婆(かっせんば)Living Goddess of Lightning

 

③:王定六(おうていろく)Wang Dingliu

 

 

渾名は「稲妻の神」を意味するようで、足が速かったことから由来します。

 

英語でも「電光石火の急襲」のことを blitz attack や lightning raid と言ったりします。blitz はドイツ語で「稲妻」という意味です。

 

稲妻の神ってギリシャ神話のゼウス(Zeus)、北欧神話のトール(Thor)、インド神話のインドラ(Indra)そして日本神話では武御雷(タケミカヅチ)と最強クラスの神様が多いですね。

 

 

 

 

【105】

 

①:地健星(ちけんせい)Healthy Star

 

②:険道神(けんどうしん)God of the Dangerous Road

 

③:郁保四(いくほうし)Yu Baosi

 

 

渾名は道教において葬列の先導を務める神である「険道神」に由来します。

 

この神は非常に長身であることから、梁山泊の中で一番背が高い郁保四の渾名になりました。

 

 

 

 

【106】

 

①:地耗星(ちこうせい)Rat Star

 

②:白日鼠(はくじっそ)Daylight Rat

 

③:白勝(はくしょう)Bai Sheng

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「博打好きのチンピラで昼間からつまらない悪さばかりしていたことから名付けられた。」

 

とのこと。

 

こんな渾名なら「菜園子」のようなのん気な渾名のほうがいいですね。

 

「耗」は消耗のように「すりへらす」という意味の漢字です。

 

宿星の「地耗星」が rat star なっているのは渾名に合わせてあるのが理由でしょうか?

 

 

 

【107】

 

①:地賊星(ちぞくせい)Thief Star

 

②:鼓上蚤(こじょうそう)Flea on a Drum

 

③:時遷(じせん)Shi Qian

 

 

渾名は蚤のように太鼓の上で飛び跳ねても音が鳴らないほど身軽に動くことができたことに由来します。

 

ちなみにカタカナだと「フリー」に聞こえる英単語はいくつかあります。

 

flea は「蚤」 flee は「逃げる」 free は「自由」です。

 

flea market は「蚤の市」で free market は「自由市場」です。

 

 

 

【108】

 

①:地狗星(ちくせい)Hound Star

 

②:金毛犬(きんもうけん)Golden Haired Hound

 

③:段景住(だんけいじゅう)Duan Jingzhu

 

 

Wikipedia によると・・・

 

「痩せた大男で、赤い髪と黄みがかった髭を持つ[1]ため金毛犬(きんもうけん)の渾名を持つ」

 

となっています。

 

Golden Haired Hound って犬の名前なら褒めてそうですけど、人間ですから「犬(狗)」と呼ぶのはよろしくない評価でしょうね。

 

三国志では、同じ諸葛一族の中でも諸葛亮は「龍」、諸葛瑾は「虎」、諸葛誕は「狗」というように評価が分けられていました。

 

 

 

お願い

 

このブログは日本語と英語の Wikipedia を参照しながら書きました。

 

小遮攔・穆春のあだ名のように Little Restrained と Little Unrestrained が併存するような事態もあります。

 

ブログ執筆時点での英訳は正しいとは限りませんし、変更があったりする場合もあります。

 

また私が書いている内容で加筆・訂正が必要なものがあれば、お手数ですが教えていただけるとありがたいです。