過去形で注意するべき3つのポイント(英文法 No.015)

 

英語の過去形とは「昔のこと」です。

 

正確には「過去時制」といって、動詞を「過去形」に変化させることで表現します。

 

 

英語の過去時制のイメージは、基本的に日本語とほぼ同じです。

 

過去形を見たら「過去の話だな。昔のことね。」ぐらいの感覚でOKです。

 

 

過去形と過去時制の違いがピンとこない方はこちらをごらん下さい。

 

時制・態って何? 現在・過去・未来・進行・完了・能動・受動の意味を理解する(英文法 No.013)

 

 

 

be動詞の過去形

 

英語の過去時制は動詞を過去形に変化させて表します。

 

be 動詞の変化パターンはカンタンです。

 

 

am ⇒ was

  

is ⇒ was 

 

are ⇒ were

 

 

とくに困ることもないですね。

 

 

 

一般動詞の過去形は「動詞 + ed」

 

一般動詞の過去形は「動詞」に「ed」をつけるだけです。

 

さっそくみていきましょう。

 

 

tweet - tweeted ツイートする、(鳥が)さえずる

 

follow - followed フォローする、従う

 

 

これもカンタンですね。

 

 

 

 

ちょっと変わった過去形 動詞 + ed

 

最後に ed をひっつけるときに、すこしトリッキーな変化をするものもあります。

 

 

① 動詞の最後が e なら、そのまま利用します。

 

 

like - liked 「いいね」する / 好き

 

hope - hoped 望む

 

 

 

② 動詞の最後が y で、その直前のスペルが母音なら -ied に変化します。

 

 

copy- copied コピーする / 写す

 

reply - replied 返信、返答する

 

 

 

 

③ 動詞の最後が y で、その直前のスペルが母音なら -yed のままです。

 

 

stay - stayed

 

enjoy - enjoyed

 

 

 

④ b p t d などで終わる場合は、子音を重ねてから -ed をつけるものもあります。

 

 

hop - hopped はねる 

 

tap - tapped 軽くたたく

 

 

単に ed をつけるわけでないので hoped や taped(テープを貼る)との違いを見分けられます。

 

 

これは ING形にも応用できます。

 

 

hop - hoppinghope - hoping 

 

tap - tapping / tape - taping

 

star - starring / stare - staring

 

can - canning / cane - caning

 

 

 

過去形のワナは3種類

 

過去形そのものは実にシンプルですね。

 

「なんや、かんたんやん!」と思いがちですが、そうは問屋が卸しません。

 

 

実は過去形には一筋縄ではいかないパターンが3つあります。

 

それらはどれも過去形とほかのパターンの文法が関係してきます。

 

では、実際にみていきましょう。

 

 

 

過去形のワナ その1 「不規則変化動詞」が困りもの

 

英語には不規則変化動詞というものがあります。

 

 

speak - spoke - spoken (現在形 - 過去形 - 過去分詞形)

 

 

中学校でさんざん暗記させられましたね?

 

 

 

一見「ふつうに 動詞 + ed だけにしといてくれよ」と思いがちです。

 

ですが、実は変化があった方が見分けやすいんです。

 

 

なぜなら不規則変化パターンによっては、見た目が同じになるのでわかりにくくなります。

 

 

 

cut - cut - cut

 

read - read - read

 

 

このような変化ない(A - A - A)パターンだと見分けにくいですね?

 

さて、困りましたね・・・どうしたらいいでしょうか。

 

 

というわけで、不規則変化動詞の見分け方を知りたい方はこちらをどうぞ。

 

不規則変化動詞 パターン別の見分け方(英文法 No.016)

 

 

 

過去形のワナ その2 「過去形の動詞」と「過去分詞」が見分けにくい

 

「help - helped - helped」といったパターンは「過去形」と「過去分詞形」の形が同じです。

 

 

さらに「think - thought - thought」のような(A - B - B)の不規則変化パターンでも同じです。

 

 

そうなると「過去形」と「過去分詞」が見分けにくいですね。

 

 

この場合は、見た目では区別がつかないので、別の見分け方が必要になります。 

 

 

さらに「過去分詞」の正体自体も、学校ではあまりなく暗記を強制されているようです。

 

 

やれやれ、困ったものです・・・どうしたものでしょうか。

 

 

というわけで過去分詞の正体について知りたい方はこちらをご覧ください。

 

過去時制と無関係? 過去分詞は「受身・完了」の形容詞(英文法 No.017)

 

 

 

過去形のワナ その3 「過去」と「完了」の違いがわかりにくい

  

「過去」と「完了」の違いはわかりにくいです。

 

英語の時制の中で「過去形」と「完了形」の違いは日本人にとって最難関のひとつでしょう。

 

 

その理由はカンタンで、両方とも日本語で「~しました」となってしまうからです。

 

日本語で違いがつけられないなら、どうやってみわけましょうか?

 

 

はて、困りました・・・いかがしたものでしょうか。

 

 

実は「過去形」と「完了形」は同じ「〇〇形」ですが、別のものと考えるとうまく理解できます。

 

 

過去形は「過去時制」をつくる動詞の変化形です。

 

完了とは「完了相」といって、行動が完了していることを表す言い方があります。

 

 

 

「〇〇形」でひとくくりになっているものを「時制」「相」「態」に分解すると英文法がよりシステム的に機能します。

 

詳しく知りたい方はこちらをごらん下さい。

 

時制・態って何? 現在・過去・未来・進行・完了・能動・受動の意味を理解する(英文法 No.013)

 

 

 

過去形のワナの抜け出し方

 

このように過去形には他の文法ルールと「形が同じ」や「和訳が同じ」という場合があるために、混乱してしまいます。

 

ですが、ひとつひとつの文法を理解していけば、意味を取り違えるようなことはなくなります。

 

 

過去形のワナ①~③それぞれに対する回答のリンクは、かなり内容が難しいと思います。

 

しかし、多くの日本人が困ってしまうような内容こそ、しっかりと理解することで英語を正確に運用するチャンスが生まれます。