名詞の「意味」と「使用ルール」をカンペキに理解する(英文法 No.007)

「名詞って何?」という質問に自信をもって答えられますか?

 

 

「人やモノの名前」

 

 

この答えは、もちろん正解です。

 

名詞は「人やモノの名前」を示す言葉のことです。

 

 

 

ですが!

 

 

名詞を使う時のルールは知っている?」

 

 

と聞くと、カンペキに答えられる人はほとんどいません。

 

 

実は名詞に限らず、品詞ごとに使用ルールに対する理解度の低さが英語上達の壁になります。

 

 

 

英語の名詞を100%理解していますか?

 

英文法を理解するには名詞を代表として「品詞」はとても重要です。

 

しかし中学ではほとんど説明されないようです。

 

にもかかわらず、不定詞の「名詞用法」などがいきなりでてきます。

 

 

そもそも「名詞」がなにか分からないのに「名詞用法」は理解できるわけがないと思います。

 

 

 

その意味不明に見える「名詞用法」ですが、実はカンタンです。

 

不定詞を「名詞の使用ルールに合わせて使うね!」という意味しかないんです。

 

 

そうなると品詞とはその種類だけでなく「使用ルール」もあわせて覚えないとダメになるんです。

 

 

 

重要なのは名詞の使用ルール!

 

英語は「意味(イメージ)」と「文法(使用ルール)」の両方から理解する必要があります。

 

 

それでは、さっそく「名詞の使用ルール」の視点から深く見ていきましょう。

  

英語の名詞は4つのパターンでつかうことができます。

 

 


①「主語(S)」でつかう

 

 This is a pen.

 

 

 

②「目的語(O)」でつかう

 

 He plays the guitar.

 

 

 

③「補語(C)」でつかう

 

 I am a boy.

 

 

 

④「前置詞とペア(おまけ)」でつかう

 

 I give candy to you.

 

 

  

品詞ごとの使用ルールを知りたい方は「品詞の使い方 一覧 英文法 No.003」をごらんください。

 

 

 

しかし、こんなシンプルな話ですむなら、英文法で苦労はしていないはずです。

 

 

あまり知られていないのですが、超重要な品詞ルールがまだあるんです。

 

 

 

品詞ルールの本質は「逆もまた真なり」

 

さきほど、名詞だからこそ「主語 S」として使えるとお話ししました。 

 

そして「主語 S」には「名詞」以外の品詞は使えないというルールがあります。

 

 

このことから導かれるある結論があります。

 

 

それは「主語の品詞は強制的に名詞扱い」ということなんです。

 

 


主語になっている言葉は ⇒ 「名詞」として扱う

 


目的語になっている言葉は ⇒ 「名詞」として扱う

 


補語になっている言葉は ⇒ 「名詞」もしくは「形容詞」として扱う

 


前置詞とペアになっている言葉は ⇒ 「名詞」として扱う

 

 

 

そもそもすべての英単語には「品詞」が設定されています。

 

これは辞書をしらべれば、すぐにわかってしまうことです。

 

 

 

では、なぜこんなことをいうかというとちゃんと理由があります。

 

 

それは「逆もまた真なりの品詞ルールを知らないと、まったく歯が立たないケースがあるからです。

 

 

 

ING形 と 不定詞 は「逆もまた真なり」でマスターできる

 

ING形不定詞では「逆もまた真なり」の品詞ルールは真価を発揮します。

  

 

ING形には3パターンの使い方が存在します。

 

 

動名詞(名詞用法)

 

現在分詞(形容詞用法)

 

分詞構文(副詞用法)

 

 

先に詳しく知りたい方は 動詞のING形の完ぺきに見分ける をどうぞ。

 

 

 

そして、不定詞にも3パターンの使い方が存在します。

 

 

名詞用法

 

形容詞用法

 

副詞用法

 

 

 

これらにはユニークな特徴があって、同じ形なのに「名詞」「形容詞」「副詞」になることができます。

 

 

ここで大きな問題となることがあります。

 

 

どのパターンもみんな同じ形なので見分けがつかない!ということなんです。

 

 

 

ですが「逆もまた真なり」の品詞ルールを使えば恐れるに足らず。

 

INGと不定詞の「名詞用法」を見破ってみましょう。

 

 

 

不定詞とING形、名詞用法の見分け方

  

「名詞用法」の見分け方はカンタンです。

 

名詞用法の言葉通り「名詞っぽく用いる」なので、名詞ルールを適用しているだけです。

 

 

つまり、ING形や不定詞が主語」「目的語」「補語」「前置詞とペア」にあるというだけです。

 

 

それでは、1つずつ見ていきましょう。 

 

  

主語になっている言葉は ⇒ 「名詞」として扱う

 

 

 Fishing here is dangerous.


 (釣りをするのは ここで = 危ない)

 

 

 

 To visit Rome is exciting.

 

 (ローマを訪れることは = エキサイティングだ)

 

 


目的語になっている言葉は ⇒ 「名詞」として扱う

 

 

 She likes playing with cats

 

 (彼女は すき 遊ぶことを ネコと)

 

 

 

 I love to walk with my dog.

 

 (私は 大好き 散歩をすること 犬と一緒に)

 

 

 

補語になっている言葉は ⇒ 「名詞」もしくは「形容詞」として扱う

 

 

 My favorite thing is laughing.

 

 (私のお気にいりのことは = 笑うこと)

 

 

 

 To love is to give

 

 (愛することは = 与えること)

 

 

補語は少し特殊で「状態」をあらわす言葉の場合は「形容詞」の可能性があります。

 

そこで文脈をみて「名詞」か「形容詞」かを判断する必要があります。

 

 

 
前置詞とペアになっている言葉は ⇒ 「名詞」として扱う

 

 

 I am afraid of going into the old house.

 

 (私は = 恐れている 入っていくことを その古い家の中に)

 

 

 *不定詞は「前置詞とペア」は前置詞が2つ連続で並ぶからダメ


 

 

本来は名詞しか入らないところでつかっているから、名詞として扱う

 

 

ING形と不定詞の名詞用法とは、これ以上に説明しようがありません。

 

ほかの参考書などでいろいろ言われていても、この解説だけで十分対応できます。

 

 

 

名詞ルールは真なり、逆もまた真なり

 

それでは完全にエッセンスを引き出した名詞ルール」をまとめてみます。

 

 

★ 名詞は主語になる ⇔ 主語だから名詞扱い

 

 

★ 名詞は目的語になる ⇔ 目的語だから名詞扱い

 

 

★ 名詞(もしくは形容詞)は補語になる ⇔ 補語だから名詞扱い(もしくは形容詞)

 

 

★ 名詞は前置詞とペアで使える ⇔ 前置詞とペアだから名詞扱い

 

 

 
英文法にもトリッキーなことはやはりあります。

 

しかし英語に慣れてくると「文の要素」と「品詞」を軸にした英文法が理解できます。 

 

 

困った時ほど、基本にもどって「文の要素」と「品詞」を基準に考えれば、英語の答えは見えてくるものです。