英語の言葉はすべて「品詞」という言葉の種類が決められています。
そして、この「品詞」ごとに文のなかで使うことのできる役割が決まってくるんです。
英語では「品詞」は a part of speech / parts of speech (複)と呼びます。
まさに「文章を構成するパーツ」という感じですね。
ここでは、この「品詞」のなかでよく使うものの使い方をまとめていきます。
ここにある品詞の使い方がわかれば、ほかの特殊に見える品詞も同じような考えで理解することができます。
品詞の特徴と使用ルールを覚える
英単語の意味を覚えるだけではダメです。
品詞の特徴と文章で使用ルールを完全にマスターしないと混乱することになります。
それでは「品詞の特徴」と「使用ルール」の2つの視点でまとめてみます。
名詞 / Noun
「名詞の特徴 」
人やモノの名前を表す言葉
「名詞の使用ルール」
① 主語(S)になる
② 目的語(O)になる
③ 補語(C)になる
④ 前置詞とペア ★まとめて副詞としての扱いに変わる
詳しい解説は「名詞を完ぺきに理解する」をどうぞ。


動詞 / Verb
「動詞の特徴」
行動をあらわす言葉
「動詞の使用ルール」
① 動詞 (V) になり、五文型のパターンを決める。
② 動詞は1つの文に1つだけ存在できる。
③ 動詞はいろんな形に変化する
詳しい解説は「動詞を完ぺきに理解する」をどうぞ。

形容詞 / Adjective

副詞 / Adverb
「副詞の特徴」
表現をひろげる「おまけ要素」の言葉
「副詞の使用ルール」
① 文の要素(S V O C)に入らない
② 形容詞・副詞を説明(修飾)する
詳しい解説は「副詞を完ぺきに理解する」をどうぞ。

前置詞 / Preposition
「前置詞の特徴」
日本語の「てにをは(助詞)」に似た言葉
「前置詞の使用ルール」
① 名詞の前において名詞をサポートする(まとめて副詞の扱い)
② 動詞とペアになり動詞をサポートする(まとめて動詞の扱い)

助動詞 / Auxiliary Verb
「助動詞の特徴」
動詞の表現を広げる言葉
「助動詞の使用ルール」
① 動詞の前においてサポートする
② 過去形になると「あいまい・丁寧」な表現になる
接続詞 / Conjunction
「接続詞の特徴」
言葉や文をつなぐ言葉
「接続詞の使用ルール」
① 同じ内容の単語・文をつなぐ
② 条件を設定し、メインの文をサポートする
代名詞 / Pronoun
「代名詞の特徴」
名詞の代わりに使う言葉
「代名詞の使用ルール」
① あらゆる名詞を代名詞に置き換えることができる
② 代名詞の置き換えは「会話の状況」で決まる
代名詞を詳しく知りたい方はこれらを(↓)をご覧ください。
また、ちょっとだけ学校で習わないことを知りたい方は、こちらもどうぞ。
学校は教えない代名詞 thou thy thee thine
品詞ルールを忘れないで!
名詞は「もの」、形容詞は「状態」といった品詞の意味はよく知られています。
しかし「使用ルール」まで使いこなせている英語学習者は意外と多くないように思えます。
英語は「品詞」の使用ルールがわかると、正確な文章をカンタンに作れるとわかります。
その品詞をどうつかってよいか?がそもそもしっかりと決まっていますから。
品詞や文法を軽視する英語教育者も多くいます。
しかし英語ネイティブや高度な教育を受けている人たちの英語で文法の間違いなどまずありません。
恐ろしいほどに「SVOC」と「品詞ルール」をシステム的に的確に構築して、文章が書かれています。
小学生みたいな英語でおわりたくない!という方は、ぜったいに品詞ルールをわすれないようにしてくださいね!

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