そもそも日本語と英語どう違う?(英文法 No.001)

 日本人が英語を学ぶうえで大切なことはいろいろありますよね。

 

しかし一番重要なのは「英語が日本語とどう違っていて、その違いをどう乗り越えていくか?」ということです。

 

 

英文法は「例外」はとても少なく、シンプルで決まったスタイルのある言葉です。

 

暗記はやめて「なぜそうなるのか?」をシンプルに考えていきましょう。

 

 

 

日本語は「てにをは」と英語は「語順」

それでは日本語と英語の文の「基本の形」の違いについて説明しますね。

 

 

では、まずはじめにこの2つの日本語をみてください。

 

私は たまねぎを 切る

 

 

たまねぎを 私は 切る

 


この2つの文章は違う意味になっているでしょうか?

 

 

ほぼ同じ意味になります。

 

では何が違うのかというと「語順」が違います。

 

 

しかし、語順が変わっても「私」という主語(主人公)は変わりません。

 

「たまねぎ」という目的語(行動の対象)も変わりません。

 

 

理由はカンタンです。

  

日本語は「てにをは」で言葉の役割(主語目的語など)が決まるからです。

 

 

 

 

それでは、英語圏の日本語教育での「てにをは」の説明を紹介します。

 

 

「は、が」がつくと主語

 

日本語の助詞の「~は、~が」Subject Maker「主語(主人公)をつくるもの」と呼ばれています。

 

簡単に言うと「は、が」がついた言葉が「主人公ですよ~、ということです。

 

 

日本語 「~は」「~が」 Subject maker
日本語 「~は」「~が」 Subject maker

「に、を」がつくと目的語

 

 

日本語の助詞の「~に、~を」Object Maker「目的語(行動の対象)をつくるもの」と呼ばれています。

 

これは「に、を」がついた言葉が「目的語ですよ~、ということです。

 

 

日本語 「~に」「~を」 Object maker
日本語 「~に」「~を」 Object maker

日本語の超基本は「てにをは」

 

ご覧いただいたように日本語は「てにをは」が言葉の役割を決めます

 

 「てにをは」で言葉の役割が決まるので、語順はいいかげんでOKです。

 

ネイティブ日本語スピーカーは「てにをはマスター」ということですね。

 

 

 

英語は語順が超重要!

 

では英語はどうなっているでしょうか?

 

 

The cat likes the dog. 

 

(そのネコは 好きです そのイヌを)

 

 

The dog likes the cat.

 

(そのイヌは 好きです そのネコを)

 

  

日本語とちがい「イヌ」と「ネコ」の語順を入れ替えると、主語目的語が入れ替わります

 

英語には「てにをは」がありません。

 

そのかわりに、語順で主語目的語などを区別しています。

 

 

語順が決める SVOC!

 

 

英語には「文の要素 SVOC」といって語順の基本の形をつくるパーツがあります。

 


S: 主語(Subject)

 

V: 動詞(Verb)

 

O: 目的語(Object)

 

C: 補語(Complement)

 

 

SVOC のくわしい解説は「文の要素と品詞は英語の絶対ルール」で行います。

 

とりあえず、4つの基本パーツがあるんやね!とだけ理解してください。

 

 

そして英語は「文の要素 SVOC」を組み合わせた文章の基本パターンが5つあります。

 

つまりこの5パターン(5文型)を覚えてしまえば「てにをは」の代わりになるんです。

 

 

英語の超基本は「語順」

 

主語(S) 動詞(V) 目的語(O)」のように「語順」によって言葉の役割を決めています。

 

 

「語順」で言葉の役割が決まるので単語が並んでいるだけでOKです。

 

ネイティブ英語スピーカーは「語順マスター」です。

  

 

英語初心者には、英単語がただ並んでいるように見えます。

 

しかし、その語順そのものが「てにをは」の代わりをしているのをお忘れなく!!

 

 

 

日本語は SOV ではない!

 

ときどき日本語は「SOVの語順」という説明を見ますが、これは間違いです!

 

 

英語でも「SVOC」という記号があるので、日本語にも当てはめてみましょう。

 

 

Ssubject ) ⇒ 主語(文の主人公)

 

V ( verb ) ⇒ 動詞(主人公の行動)

 

O ( object ) ⇒ 目的語(行動の対象)

 

 

SOV パターン

 

私は すしを たべる

 

 

OSV パターン

 

すしを 私は たべる

 

 

 

日本語は「SOV」でも「OSV」でも通じますよね?

 

日本語が「語順」ではなく「てにをは」で言葉の役割を決めているからです。

 

 

 

語順がわかれば、英語がわかる

 

英語は「語順マスター」になれば上達します。

 

しかし英語が伸び悩んでいる人ほど、英単語を無理やり「てにをは」でごまかしている人が多いです。

 

語順こそが英語を理解する基本です。

 

 

次回は英語の絶対ルールである「文の要素 SVOC」と「品詞」について、さらに詳しく解説します。