
生徒さんから以前から気になっていたケーキ屋さんのプリンをたまたま持ってきていただいたので、一緒に頂きました。
神戸はスイーツ激戦区なのでハズレをひく方が難しいとはいえ、やはりおいしいプリンをたべられてありがたいです。
日本のプリンはアメリカンな発音
日本では「プリン」がどういうスイーツなのかというのはしっかりと根付いていますが、実は日本のプリンのことを、英語ではプリンとはいいません。
日本語のプリンはもともとは「プディング pudding」からきているそうです。
プディングをフラッピングすると・・・
発音の話になりますが、アメリカ英語ではフラッピング(flapping)といって water が「うぉーらー」になるのは有名ですね。
wedding が「うぇりんぐ」のように「t」や「d」のような音がサボられて日本語の「らりるれろ」に近い音になることがよくあります。
実際に「わりるれろ」と「た・てぃ・とぅ・て・と」「だ・でぃ・どぅ・で・ど」と舌が上あごのどこに触れるか試してみるとよくわかると思います。
どれも非常に近い位置にあるはずです。だから同じような発音になるんです。
おそらく日本に入ってきたときは、pudding を耳で聞いて「プリン」に聞こえたので、そのままカタカナにしたんでしょうね。
小麦粉がアメリカの粉ということで「american メリケン粉」と呼ばれていたのと似ていますね。
アメリカ人の発音に慣れてくると「アメリカン」より「メリケン」のほうリアル発音に近いってわかりますしね。
日本のプリンはプリンとは呼ばない
さてプディング自体は英語ではデザートや食事の締めにたべるものを意味するようですが、アメリカの場合は所謂、カスタードプディングのようなものを意味します。
アメリカのカスタードプディングの場合はどろどろのものもあり、蒸したりして固めてあるわけではないんです。
しかしやこしいのは、現在、日本でプリンと呼ばれているものは英語では「flan フラン」「crème caramel クリームカラメル」「caramel pudding カラメルプディング」などと呼ぶようです。
アメリカって日本っぽいプリンはあんまり一般的ではなかったので、プリン好きとしてはなかなかアメリカ生活は苦しかった記憶があります。
「洋菓子」とは呼ばれていますが、もう日本で食べられる洋菓子が世界一ではないでしょうか?
ちなみに痛風の原因になるというプリン体は「purine」といって全く別物です。
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