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パンドラの 箱から出てくる 英語ネタ

アメリカにお引越しされる生徒さんから「パンドラの箱 Pandora's box」というナッツのお菓子を頂きました。 

 

9月からはSkypeでの授業になりますが、まさかボストンと神戸を挟んで授業をやるなんて想像もしてなかったです。

 

塾をはじめてから気づいたのは、自分でつくっていくこと以上に、いろんな人たちからの要望や提案で仕事や視野が広がっていく、ということです。

 

もちろん自分のポテンシャル以上のことはできないのですが、その限界までは期待にこたえようと思います。

 

 

さて、このお菓子の名前である「Pandora's Box パンドラの箱」は英語の小ネタにはもってこいです。

 

 

パンドラというのはギリシャ神話にでてくる「地上に生まれた初めての女性」の名前で、人類に火を与えたプロメテウスにゼウス(Zeus)が怒り、人類に災いをもたらすために送り込んだのがこのパンドラになります。

 

そしてパンドラが地上に来る際に持たされた箱があらゆる厄災がつまった「パンドラの箱 Pandora's Box」というわけです。

 

さてこのパンドラは地上で結婚し、その孫がヘレーン Hellen といって最初のギリシャ人 Greeks になったとされています。

 

 

ギリシャは英語で Greece ですが、ラテン語を話していたローマ人が、ギリシャ人のことを Graecus と呼び、その土地を Graecia と 読んだことに由来します。

 

ではギリシャ人は自分たちを何と呼んだかというと「ヘレネス Hellenes」と呼び、国のことを Hellas と呼んでいました。

 

 

世界史で「ヘレニズム文化 Hellenism」と習いましたが、それはまさにギリシャ文化のことだったんですね。

 

現在でもギリシャの正式名は the Hellenic Republic です。

 

 

またギリシャ人は「じぶんたち以外、異民族」をあらわすことばとして「 barbaroi バルバロイ」といいましたが、これは相手の言葉がわからず「バー、バー」っているように聞こえたからということに由来します。

 

そこから英語の「野蛮人」をあらわす「barbarian」が生まれます。

 

 

さらに、皮肉なものですが「それは何を言っているかわからない」という英語表現で「It is Greek to me. それは私にとってギリシャ語だ。」というものがあります。

 

 

私もアメリカの南部に初めて行って生活し始めたときは「この人たちが話しているのは本当に英語なのか???」と困惑しながらの日々でした。

 

しかし、だんだん慣れてきて「ギリシャ語から英語」として聞こえるようになりました。

 

 

言葉は急成長は難しいので、あせらずじっくり、一歩一歩の成長を重ねていけばよいと思います。Slow and steady wins the race!