
京都・醍醐寺の境内にある三宝院さんの飴をお土産でいただきました。
このつぶあめには霊験があり、病気が治ることで有名だそうで、冬は風邪をひきやすいので、教室においてみなさんに配っています。ありがとうございます。
醍醐寺には一度行ったことがありますが、その際に三宝院にも行こうとしたのですが、参拝時間に余裕がなく、結局あきらめたことがあるので、また是非行ってみたいと思います。
いわゆる秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺は下醍醐寺で、山道を一時間ほど登った先にある山頂には上醍醐寺とよばれる伽藍があります。
上醍醐寺には「醍醐水」という「霊水」が湧き出ていて、飲むこともできます。
ちょうど私が飲み水を飲もうとしたときに、欧米人と思しき男性と鉢合わせたました。
ちょうど日本人がやるようにこちらにペコっと頭を下げて、手を差し出すようにして「どうぞ」というのです。
ながらく欧米人をみていると大体、雰囲気や英語のアクセントなどで国籍は何となくあてることができるようになります。
韓国人、中国人をほとんどの日本人は見分けられるのと同じです。
その方は柔和な態度や、外見も顔立ちがやわらかい感じだったところもあって「フランスの方ですか?」と聞いてみると、完璧な日本語アクセントで「えっ?なんでわかったんですか?」と驚いていました。
「顔つきと雰囲気ですよ」と答えておきましたが、あんまり納得はいかなかったようです。
フランス人を見分ける方法はもう一つあって、言葉を聞くことです。
何を言っているのかわからず、「カタカナ」にすら聞こえない場合はフランス語です。
フランス語以外のほとんどの欧米のメジャーな国の言語はそれなりに「カタカナ」っぽく聞こえます。
ロシア語もカタカナにはなりにくいですが「シュシュ」って感じの言葉が多く混ざります。
アメリカ人であれば、見た感じわかりやすい人が多いですね。
「だらしない服・肥満・白い靴下&スニーカー・短パン・ハゲ(もしくはそれを隠すキャップ)・横柄な歩き方・しゃべるとうるさい」などの特徴があれば、ほぼ完ぺきにアメリカ人です。
さてそもそも「醍醐」といえば、実物はよくわかっていないのですが乳製品の飲料のことらしく「醍醐味」というのは、そのおいしさに由来する表現です。
醍醐は乳を加工した最後のものでもっともおいしいとされ、それが仏教にたとえられて「最も素晴らしい仏の教え」として醍醐寺さんの名前にもなっています。
ところで英語は乳製品を日常的に利用する牧畜民族の言葉ですので、よく使われる言葉にもその影響がでてきます。
例えば「娘」という意味の daughter はもともと「乳しぼり」という言葉に由来します。
「妻」を意味する wife は「機織り」ですが、「夫」は husband といい「一家を支える者」という意味だそうです。
そこから酪農・牧畜業のことを「husbandry」と呼びます。一家の大黒柱の仕事、という意味でしょうね。
また別の語源では husband は「農家」との意味も含んでおり husbandman というと「農夫」のことを意味する古語になります。
コメントをお書きください