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食は世界に通ず! 鹿肉入りインドカレー

世界にはいろんな文化・風習があります。

 

しかし食べ物ほど文化の違いがつよく感じられるものは珍しいように思います。

 

そうなるといろんな食べ物をたべてみることが、世界と向き合う一歩になりそうです。

 

 

「敵を欺くにはまず味方から、世界を知るにはまず味覚から

 

 

ということで、圧倒的人口を誇るインドを知るためにスパイスを混ぜるところからカレーを作っています。

 

鹿肉はインドとは全く関係ないのですが、最近ブームになっているジビエにのっかかって入れてみました。

 

 

 

カレーって何語?

 

 

カレー(curry)という言葉はもともとタミル語(Tamil)で「kari」といって「スパイスをつかった肉や野菜のソース」から来ているそうです。

 

 

ちょうどイギリスなどが東インド会社(East Indian Company)を建設し、インドを貿易の重要拠点とし始めた時期に欧米圏の言語に取り入れられていったようです。

 

 

 

インドカレーをスパイスからつくる

 

 

インドの人たちはスパイスを何種類ももっていて、自分でミックスしてカレーを作る人が多いです。

 

日本人が昆布、しいたけ、にぼし、カツオなどをまぜて出汁をとるようなものでしょうか。

 

 

スパイスをいちからミックスしてカレーをつくってみます。

 

今回、使用したスパイスはこの5つです。 

 

 

coriander:コリアンダー

 

中国では香菜と呼びます。パクチーは生の葉ことをさすタイ語のようです。英語では Chinese parsley とも呼ぶそうです。世界で広く使われているスパイスでいろんな呼び方があります。

 

 

cumin:クミン

 

コリアンダーと同じくセリの仲間です。cumin という言葉はギリシャ語からラテン語そして英語に入った言葉のようです。なんと馬芹(うまぜり)という和名ちゃんとありまね。

 

 

turmeric:ターメリック

 

全然知らなかったのですが日本語はウコンです。「鮮やかな黄色」を意味する「鬱金(ウッコン)」がなまってウコンになったようです。

 

 

cayenne pepper:カイエンペッパー

 

カイエン種(Capsicum annuum)とよばれる赤唐辛子を乾燥させた香辛料のことだそうです。辛さにはスコヴィル値(Scoville unit)という辛み成分のカプサイシンの量で辛さを計る基準があり、カイエンペッパーは30,000~50,000 ほどだそうです。これは「適度な辛さ moderately hot」とのこと。またカイエンはブラジルの先住民族のトゥピ族(Tupi people)の言葉で「唐辛子」を意味する言葉が語源のようです。

 

 

garam masala:ガラムマサラ

 

インドでよく使われるスパイスミックスのことで、いろんな香辛料が使われています。garam はヒンディー語で「身体を温める」という意味があり、masala は「スパイスを混ぜたもの」という意味です。

 

 

 

玉ねぎを切る

 

 

次に、玉ねぎをみじん切りにしてつかいます。

 

みじん切りは英語で dice といいます。

 

dice は名詞だと「サイコロ(die)の複数形」の意味もあります。

 

細かいコロコロのものをつくることに由来します。

 

 

 

カレーソースを炒める

 

 

「炒める」という英語は fry になります。

 

「揚げる」と「炒める」は同じ言葉で「油で料理する fry」と表現されます。

 

 

つまり fried chicken という料理は、いわゆる揚げもののフライドチキンだけでなく、ソテーされたチキンも含みます。

 

 

これは「熱い」と「辛い」が同じ hot で表されるのと同じぐらい衝撃でした。

 

どうしても区別したければ pan fry(炒める)と deep fry(揚げる)というとよいと思います。

 

 

 

鹿肉登場

 

 

ネットで購入した鹿のあばら骨の肉を追加です。

 

骨ごと煮込んでいるので、うまみが出ています。

 

 

鹿は英語で deer ですが、単数・複数ともに deer になります。

 

さらにオス・メスの言い方の違いはシカの種類などによって異なります。

 

 

一般的にほとんどの種類のシカは、メスは doe そしてオスは buck だそうです。

 

しかし red deer という種類だけは別で、オスは stag となります。

 

そしてヘラジカ(elk)のような大きな種類になると、オスは bull でメスは cow になるようです。

 

小鹿の場合は小さな種類は fawn で大きな種類は calf だそうです。

 

 

英語全般に言えることなんですけど、動物のオス・メス・子供の呼び名はめちゃくちゃ複雑なんですよね。

 

わけがわかんなくなった時は「オスの~ male 〇〇」「メスの~ female 〇〇」「子供の~ baby 〇〇」などでうまくごまかしてください。

 

 

 

ナンを焼く

 

 

ナンもせっかくなので小麦粉からつくっています。

 

なにげに平べったくきれいに伸ばすのが難しい!

 

 

ちなみにナン(naan)はペルシャ語が語源で「パン」という意味だそうです。

 

中東や中央アジアではひろく一般的なもののようです。

 

東アジアのお米のような感じでしょうか。

 

 

 

 

 

鹿肉カレーができあがったので、ナンを焼きつつみんなで食べています。

 

鹿肉は「臭みがある」とよく言われているようですが、まったくそんなものはありませんでした。

 

インド風のカレーも鹿肉もみなさんに、よろこんでいただけたのでよかったです。