赤目四十八滝ハイキング Akame 48 Falls Hiking
生徒さんと一緒に赤目四十八滝のハイキングに行ってきました。
ここには約4kmほどの渓谷にそってハイキングコースが整備されていて、夏でも涼しいハイキングを楽しむことができます。
疲れたら冷たい川に入って、涼をとることもできますし、きれいな自然に癒されることもできるところです。たくさんの人がいるのもうなずけますね。
ここはもともと修験道の行場だったそうで、ところどころにお堂やお社があったり、仏教にちなんだ「千手滝」や「不動滝」のような名前もついています。
また伊賀忍者の修行の場にもなっていたりで、滋賀県の甲賀流忍者屋敷で学んだ修験道と忍者のつながりをあらためて確認できました。
(詳細は甲賀流忍術屋敷のブログをどうぞ)
なぜ「48」なのか?
48というのは「数が多いこと」を意味するらしく(*諸説あり)、実際に48の滝があるわけではありません。
また赤目以外にも「〇〇四十八滝」というのは日本中にあるみたいですね。
ちなみにアラビア語圏(イスラム圏?)では「40」というのが「数が多い」ということを意味するようです。
「アリババと40人の盗賊 Ali Baba and the Forty Thieves」の「40」は「百花繚乱」や「百人力」のような意味で使われているそうです。
中国になると「一騎当千」「千軍万馬」「万夫不当」なんて表現が三国志や水滸伝を読んでいるとたくさん出てきます。そりゃ人口や国土からして桁が違いますからね。
ただでさえおおげさな表現すらも余計におおげさになりますよね・・・。
日本サンショウウオセンター
さてここには滝のほかに日本サンショウウオセンターという一風変わったな施設があります。
この施設は滝の入り口にあり、たくさんのサンショウウオと生態の解説をみることができます。
せっかくなので野生で一度見てみたいのですが、そうなったらなったでめちゃくちゃビビると思いますがw
道ゆくヒキガエル Toad On The Road
これまた関係ない話なのですが、道中にヒキガエルがいたので、岩合光昭さんよろしく思いっきり接近して写真をとってみることにしました。
ヒキガエルってあんまり逃げないんですよね。
比較的大きくて、さらに毒もあるのであんまり襲われることがないからでしょうか。
私がおもむろにヒキガエルににじりよっているのをみて、生徒さんが写真を撮ってくれていました。
昔から生き物を見るとテンションが上がります。子供のころと変わっていませんw
「滝」に関連する英単語
waterfall:滝
「水が落ちる」そのまま「滝」そのものですね。
fall:滝
この単語だけだと「おちる」って意味ですから分かりにいですが、地名とつなげてよく使われます。ナイアガラの滝 Niagara Falls、イグアスの滝 Iguazu Falls なんかが代表的です。
cataract: 断崖の上にかかる瀑布、大きな滝、白内障
もとともギリシャ語で「急速に流れ下る」という意味だそうです。白内障の意味でもつかうのだから、白いものがカーテンのように覆いかぶさるイメージでしょうかね。長い滝よりも横に広い滝な感じがしますね。
cascade: 続けて連なっているちいさな滝
語源はイタリア語で「滝」だそうです。
「両生類」に関連する英単語
amphibian: 両生類
生物の分類だけでなく「水陸両用」の意味があるので、水に進入できる車両や水面と地面の両方で離着陸できる飛行機などにも使うことができます。
ちなみに動物のカバ(河馬 )は「hippopotamus (通常、略して hippo)」というのですが、学名(ラテン語)では「Hippopotamus amphibious」といいます。水中と陸上で暮らせるからですね。
ちなみに脳の記憶領域に関する部分である「海馬」は英語で「hippo campus」といいますが、hipposはギリシャ語で「馬」という意味です。脳の海馬の形が「馬 hippo」ににているから「hippo campus」です。
漢字で表現する「海馬」は「seahorse」といってタツノオトシゴのことで、そのまま海馬と呼んでいますね。
frog: アマガエルのようなカエル
樹上性のカエルは treefrog 、ウシガエルは bullfrog 。中南米の密林に住んでいるヤドクガエル poison dart frog は、原住民の人たちがその毒を使って獲物をとるためにその名が付きました。
toad: ヒキガエル
tadpole: オタマジャクシ
また「pollywog」ともいうようです。ちなみにオタマジャクシの形をしているニョロモというポケモンは「Poliwag」といいますから、これが由来だと思います。
salamander: サンショウウオ
二ホンオオサンショウウオは「Japanese giant salamander」というそうです。強そうな名前ですね。ヒトカゲというポケモンは「charlamandar」といいます。
キノピオの英語版はなぜ TOAD なのか?
さて話はどんどんぶれていって「toad」ついでの話ですが、任天堂のマリオシリーズにでてくるキノピオというキャラは英語では「Toad」になっています。
実際に「toad」で画像検索した場合はこんな感じになりました。

さて、そうなるとなぜキノコをかぶったキャラが「toad ヒキガエル」と呼ばれているのかについて疑問がわいてきますよね?
私も長らく不思議に思っていたのですが、英語では傘のあるキノコを「toadstool」というんです。
stoolとは「背もたれのない椅子」のことですので、「toadstool = ヒキガエルの椅子」という意味だったんですね。
キノピオの英訳「toad」はここからきていると思われます。
そういえば日本にもサルノコシカケというキノコがありますし、別の文化圏で育った違う言葉をつかう人間同士でも発想そのものは意外なところで似てることも多いんですよね。
もし英語圏の人たちとキノコの話になったら「日本ではヒキガエルの椅子やなくて、サルの椅子っていうねんで!」とうんちくを披露してはいかがでしょうか?
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